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仙腸関節炎・仙腸関節障害でやってはいけないこと5つ|寝方・ストレッチ・生活習慣の注意点

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こんにちは鍼灸ルーム青い鳥院長の鐵川です。腰の下のほうやお尻の奥が重だるく、座っている時間がつらくなっていませんか?仰向けで寝ると骨盤や仙骨のあたりが痛くなり、寝返りを打つたびに目が覚める方もいます。

もしかして仙腸関節炎や仙腸関節障害かもしれない、と不安になって調べている方も多いと思います。痛みがあると、ついストレッチをしたり、強く押したり、骨盤を動かして整えようとしたくなりますよね。

けれども、その行動がかえって仙腸関節まわりの負担を増やし、痛みを長引かせていることもあります。今回は、仙腸関節まわりの痛みで避けたいことと、寝方や生活習慣の見直し方をお伝えします。

院長:鐵川

仙腸関節の痛みは、何をするかだけでなく、何を避けるかを知ることが回復の第一歩になります

目次

仙腸関節炎とはどんな状態なのか

仙腸関節炎や仙腸関節障害は、腰痛と似た痛みとして感じることが多く、はじめは原因に気づきにくい症状です。仙腸関節は、背骨の下にある仙骨と、骨盤の左右にある腸骨をつなぐ関節です。

大きく動く関節ではありませんが、歩く、立つ、座る、寝返りを打つなど、毎日の動作を支えています。ここに負担がかかると、腰の下のほうやお尻の奥、骨盤の片側に痛みが出ることがあります。

人によっては、脚の付け根や太ももに違和感が広がることもあります。腰そのものが悪いと思っていたのに、実際には骨盤の後ろ側に反応が強く出るケースもあります。

仙腸関節の痛みでは、痛い場所を無理に動かすより、まず悪化させている動作を減らすことが大切です

「少し休めば良くなるかな」と思って我慢しているうちに、座る、寝る、歩く動作までつらくなる方もいます。だからこそ、早い段階で生活の中にある負担を見直すことが大切です。

仙腸関節炎や仙腸関節障害かもしれない症状の目安

仙腸関節まわりの痛みは、腰痛や坐骨神経痛のように感じることもあり、自分では判断しにくいものです。特に、仰向けで寝たときや長く座ったときに骨盤の奥が痛む場合は注意が必要です。

次のような状態が続くときは、仙腸関節まわりに負担がかかっている可能性があります。

気になりやすい場面痛みの出方
仰向けで寝たとき骨盤や仙骨のあたりが重く痛む
長く座っているときお尻の奥や腰の片側がじんじんする
立ち上がる瞬間腰の下や骨盤の後ろ側にズキッと痛みが走る
歩き始め最初の数歩で骨盤まわりに違和感が出る
朝起きたとき腰やお尻にこわばりを感じる

こうした症状があるからといって、すべてが仙腸関節の問題とは限りません。腰椎、股関節、筋肉、神経の影響で似た痛みが出ることもあります。

ただ、骨盤の後ろ側を指で示せるような一点の痛みがある場合は、仙腸関節も確認したい場所です。

痛み止めや湿布で一時的に楽になっても、同じ場所に何度も痛みが戻ることはありませんか?その場合は、痛みを抑えるだけでなく、なぜそこに負担が集まっているのかを見る必要があります。

仙腸関節炎でやってはいけない5つのこと

ここからは、仙腸関節まわりの痛みがある方に多い、日常生活での注意点をお伝えします。

どれも特別な動作ではなく、普段の生活の中でついやってしまうことばかりです。だからこそ、気づかないうちに同じ負担をくり返していることがあります。

炎症が強いときに無理なストレッチをすること

腰やお尻が痛いと、伸ばせば楽になる気がしますよね。実際に、軽いこわばりであれば体をゆっくり動かすことで楽になることもあります。

ただし、痛みが強い時期に反動をつけて伸ばすと、仙腸関節まわりに余計な刺激が入ります。特に、骨盤を大きくひねる動きや、痛みを我慢して深く伸ばす動きは注意が必要です。

「痛いけど効いている感じがする」と思って続けてしまう方もいます。

けれども、痛みが増える動きは、体に合っていないサインかもしれません。ストレッチをするなら、痛みが落ち着いてから、無理のない範囲で始めることが大切です。

足を組んで座ること

椅子に座ると、いつの間にか同じ側の足を組んでいませんか。足を組む姿勢は、骨盤を左右どちらかに傾けます。

短時間なら大きな問題になりにくくても、毎日の習慣になると仙腸関節への負担が偏ります。デスクワークや食事中、テレビを見ている時間など、足を組む場面は意外と多いものです。

気づいたときに足を下ろすだけでも、骨盤まわりの負担は変わります。座るときは、坐骨で座るように意識し、左右のお尻に体重が均等に乗る位置を探してみてください。

長時間同じ姿勢でいること

座りっぱなしも、立ちっぱなしも、仙腸関節には負担になります。同じ姿勢が続くと、骨盤まわりの筋肉が硬くなり、関節への圧力が逃げにくくなります。

車の運転や事務作業が長い方は、痛みが出てもすぐには姿勢を変えにくいかもしれません。立ち仕事の方も、片足に体重をかけるクセがあると、骨盤の片側に負担が集まりやすくなります。

痛みを我慢して同じ姿勢を続けることは、回復を遅らせる原因になります

1時間に1回でも、少し立ち上がる、足踏みをする、背中を伸ばすなどの小さな動きが大切です。大きな運動をしなくても、同じ負担を続けないことが予防になります。

腰を曲げたまま重いものを持つこと

床の荷物を持ち上げるとき、腰だけを曲げていませんか。この動作は、腰と骨盤のつなぎ目に強い負担がかかります。

仙腸関節まわりに痛みがあるときは、何気ない荷物の持ち上げでも痛みが強くなることがあります。

買い物袋、洗濯かご、灯油缶、子どもの抱っこなど、日常には負担になる動作がたくさんあります。物を持つときは、できるだけ体の近くに引き寄せてから動くようにしましょう。

膝を曲げて、腰だけではなく体全体で持ち上げる意識を持つと、骨盤への負担を減らしやすくなります。

痛みを我慢して運動を続けること

運動は体に良いものですが、痛みがあるときに無理をすると逆効果になることがあります。ウォーキングやスクワットを続けているのに、翌日に痛みが強くなることはありませんか。

その場合、運動量や動き方が今の体に合っていない可能性があります。「少しくらい痛くても鍛えた方がいい」と考える方もいます。

けれども、痛みが強い時期は鍛えるよりも、負担を減らすことが優先です。

痛みが落ち着いてから、短い時間の散歩や軽い体操に戻していく方が、結果的に日常生活へ戻りやすくなります。

寝方で仙腸関節まわりの負担を減らすには

仙腸関節の痛みは、日中の姿勢だけでなく、寝ている間の姿勢にも影響されることがあります。夜に痛みで目が覚める方は、体を休めたい時間に関節へ負担がかかっているかもしれません。

まずは、朝起きたときの痛みやこわばりを手がかりにしてみましょう。

仰向けで骨盤や仙骨が痛いとき

仰向けで寝ると腰や骨盤が痛む方は、膝の下にクッションを入れてみる方法があります。膝を少し曲げることで腰の反りがゆるみ、骨盤まわりの緊張が和らぐことがあります。

ただし、クッションを入れても痛みが強い場合は、無理に仰向けを続ける必要はありません。寝方は「正しい形」にこだわるよりも、痛みが少なく、朝のこわばりが軽い姿勢を選ぶことが大切です。

横向きで寝るときの工夫

横向きで寝る場合は、膝の間にクッションや丸めたタオルを挟むと骨盤が安定しやすくなります。何も挟まないまま寝ると、上側の脚が前に倒れて骨盤がねじれやすくなります。

痛い側を下にするとつらい方は、反対側を下にして寝る方が楽なこともあります。寝返りのたびに痛む場合は、寝具の硬さや枕の高さも影響しているかもしれません。

うつ伏せ寝は腰が反りやすい

うつ伏せで寝ると、腰が反りやすくなります。その状態が長く続くと、腰から骨盤にかけてねじれや圧迫が入りやすくなります。

うつ伏せが落ち着く方もいますが、起きたときに腰やお尻が痛いなら見直したい姿勢です。寝方を変えるのは簡単ではありませんが、クッションを使うと体が楽な位置を見つけやすくなります。

仙腸関節のずれを自分で治そうとする前に知っておきたいこと

仙腸関節について調べると、骨盤のずれを戻す方法や、ロックを外す方法のような情報を見かけます。自分で何とかしたい気持ちは自然ですが、痛みの原因を確認しないまま強く動かすのは注意が必要です。

仙腸関節の痛みは、関節だけで起きているとは限りません。腰椎、股関節、梨状筋、太ももの筋肉、神経の影響が重なっていることもあります。

そのため、自己判断で骨盤を強くひねったり、痛い場所を押し込んだりすると悪化する場合があります。「動かせば戻る」と考えるより、まずは何をすると痛みが増えるのかを確認してみてください。

痛みが出る方向、楽になる姿勢、つらくなる時間帯を知ることは、体の状態を見直す手がかりになります。

仙腸関節炎は治るまでどのくらいかかるのか

仙腸関節炎や仙腸関節障害が落ち着くまでの期間は、痛みが出てからの長さや生活での負担によって変わります。すぐに良くなる人もいれば、何週間も違和感が残る人もいます。

仕事や家事で同じ負担が続いていると、痛みが軽くなってもまたぶり返すことがあります。特に、長く座る仕事、立ちっぱなしの仕事、重いものを持つ仕事では回復に時間がかかりやすくなります。

また、痛みが出てから何度もストレッチやマッサージをして悪化している場合も、整うまで時間が必要です。

「なかなか治らない」と感じるときは、痛い場所だけを見ても原因が分かりにくいことがあります。骨盤まわりに負担をかけている姿勢、股関節の動き、下半身の硬さ、睡眠の状態まで見ることが大切です。

短期間で痛みを消すことだけを目標にすると、同じ生活習慣に戻ったときに再発しやすくなります。回復を目指すなら、痛みが出にくい体の使い方を少しずつ身につけることも必要です。

やってもよいことは痛みの強さによって変わる

やってはいけないことばかりを考えると、何もできないように感じて不安になりますよね。

けれども、痛みの時期に合わせて行えば、体を動かすことは回復の助けになることもあります。大切なのは、今の体に合った量と強さを選ぶことです。

痛みが強い時期は休ませる

ズキズキする痛みや、寝返りでもつらい痛みがある時期は、無理に動かさないことが大切です。この時期は、痛い場所を伸ばすよりも、楽な姿勢を探すことを優先しましょう。

長く座る必要がある方は、途中で立ち上がる時間を作るだけでも負担が変わります。お風呂で温めると楽になる方もいますが、熱感が強い場合や痛みが増す場合は無理をしないでください。

痛みが落ち着いてきたら軽く動かす

強い痛みが落ち着いてきたら、短い時間の散歩や軽い体操から始めるとよい場合があります。いきなり長く歩いたり、筋トレを増やしたりすると、体がついていかないことがあります。

痛みが出ない範囲で動き、翌日の状態を確認しながら少しずつ増やしていきましょう。「その場では平気だったのに翌日つらい」という場合は、量が多すぎたサインかもしれません。

骨盤ベルトやコルセットは使い方が大切

骨盤ベルトやコルセットを使うと、動作が楽になる方もいます。ただし、巻く位置や締める強さが合っていないと、かえって違和感が出ることがあります。

長時間つけっぱなしにすると、体の使い方がかたよることもあります。補助として使うのはよいですが、それだけで根本的に解決しようと考えすぎないことが大切です。

病院や整形外科で確認した方がよい場合

仙腸関節まわりの痛みは生活習慣の見直しで楽になることもありますが、自己判断だけでは危険な場合もあります。

強い痛みやしびれがあるときは、まず医療機関で確認することも大切です。足に力が入りにくい、歩くのが難しい、転倒や事故のあとから痛みが強い場合は注意が必要です。

発熱を伴う痛み、夜間に強くなる痛み、排尿や排便の異常がある場合も早めに相談してください。また、痛み止めを飲んでも強い痛みが続く場合や、日常生活に支障が大きい場合も我慢しない方が安心です。

仙腸関節だけでなく、腰椎や股関節、神経の問題が関係していることもあります。必要な検査を受けたうえで、体の状態に合ったケアを考えることが大切です。

当院で見る仙腸関節まわりの痛み

仙腸関節の痛みは、痛い場所だけを施術すればよいとは限らず、全身の使い方を見る必要があります。当院では、腰や骨盤まわりの状態だけでなく、股関節や足の動き、姿勢のクセも確認します。

立ち仕事が多い方、長く座る方、運転時間が長い方では、負担の入り方がそれぞれ違います。同じ仙腸関節の痛みでも、必要なケアが同じとは限りません。

西洋医学的な検査で痛みの場所や動きを確認しながら、東洋医学的には冷えや疲れ、回復力も見ていきます。湿布や痛み止めで一時的に楽になってもぶり返す方は、体全体の状態を確認することが大切です。

その場だけ楽にするのではなく、なぜ痛みがくり返されているのかを一緒に整理していきます。ストレッチをしても良くならない方、寝方を変えてもつらい方は、一度体の状態を確認してみてください。

まとめ:仙腸関節の痛みは我慢せず生活の負担から見直す

仙腸関節炎や仙腸関節障害では、痛みを取ろうとして無理に動かすことが悪化のきっかけになることがあります。ストレッチ、足を組む姿勢、長時間同じ姿勢、重いものを持つ動作、痛みを我慢した運動には注意が必要です。

寝方を少し工夫するだけでも、夜間の痛みや朝のこわばりが変わる方もいます。ただし、痛みが長引く場合は、寝方やセルフケアだけで何とかしようとしない方が安心です。

私がこの記事で一番お伝えしたいのは、仙腸関節の痛みは「動かせば治る」と単純に考えないでほしいということです。痛みが出ている背景には、姿勢、仕事、筋肉の硬さ、冷え、疲労などが複雑に関係していることがあります。

一人で調べ続けるほど、何を信じればいいのか分からなくなることもありますよね。気になる痛みが続いている方は、どうか一人で抱え込まないでください。

今の体に何が起きているのかを一緒に確認しながら、無理のない回復の道筋を考えていきましょう。

仙腸関節炎・仙腸関節障害でお悩みなら

仙腸関節炎の症状に対する治療方針の症状ページもお読みください。

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院長:鐵川

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