メニエール病

メニエール病の症例報告

メニエール病とは

メニエール病は、耳の奥にある内耳という部分がむくみ、リンパ液がたまることで「内リンパ水腫」という状態になることで発症する病気です。

主に激しい回転性のめまい、耳鳴り、耳の詰まり感、難聴などの症状が繰り返し現れるのが特徴です。発作中は眼振という異常な眼の動きがあるのも特徴です。

最近では発症年齢が高齢化？

日本では厚生労働省の調査によると、推定患者数は約4.5万人から6万人とされ、人口10万人あたり約18人の割合で発症しています。かつては男性の発症が多かったものの、現在は女性の方がやや多く、発症年齢は30代から50代が中心ですが、高齢者での発症も増えています。

メニエール病をそのままにしておくと、めまいや耳鳴り、難聴などの症状が徐々に頻繁かつ強くなり、日常生活や仕事に大きな支障をきたすようになります。特に難聴は、初めは一時的であっても、放置することで恒久的な聴力低下に進行するリスクが高まります。さらに、めまい発作の不安やストレスが増すことで、精神的な負担も大きくなり、外出や人との交流を避けるようになる方も少なくありません。

最悪の場合、片耳あるいは両耳の聴力をほとんど失ってしまうこともあり、生活の質が著しく低下する恐れがあります。こうした状態が長く続くと、うつ症状や社会的孤立にもつながるため、早期の対処が重要です。

メニエール病の原因

メニエール病の診断では、まず問診でめまいや耳鳴り、難聴などの症状を確認し、聴力検査、眼振検査、平衡機能検査、MRIなどの画像検査を組み合わせて診断します。治療は主に保存療法で、内服薬や点滴薬による症状のコントロール、ストレスや睡眠不足の改善など生活習慣の見直しが中心です。経過観察となることも多く、症状が落ち着いている場合は積極的な治療は行わず、生活指導や再発予防が重視されます。しかし、疲れや自律神経の乱れが原因とされても、具体的な対処法が分からず「どうしてよいかわからない」「また発作が起きるのでは」と不安を感じる患者さんも少なくありません。

ですが、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、メニエール病の原因はひとつに断定できるものではないということです。

メニエール病は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

生活習慣やや心身の状態など、一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まずメニエール病の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

メニエール病への対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

薬物療法

薬物療法は症状を一時的に抑える効果が期待できますが、根本的な原因を解決するものではありません。薬の効果が切れると再発することがあり、長期的な服用によって副作用や依存のリスクも考えられます。また、複数の薬を併用することで体への負担が増す場合もあります。

手術療法

術後に高い音や低い音が聞き取りづらくなるなどの後遺症の可能性があります。また、手術後も完全に症状が消失するとは限りません。

メニエール病を改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、それが原因を取り違えたまま進められる治療だとすれば改善など見込めません。

当院は、5種類の充実した検査で、一人ひとり異なるメニエール病の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

当院の鍼灸治療は、メニエール病の改善に特に効果的です。東洋医学では、冷えは「気」や「血」の巡りが滞ることによって引き起こされると考えていますが、もう一つ重要な原因として「水毒」があります。

水毒とは、甘いものの過剰摂取や食べ過ぎによって体内に余分な水分がたまり、これが体の冷えやむくみ、重だるさなどを引き起こす状態です。特に、体にたまった水分は血液や気の流れを妨げ、冷えやさまざまな不調の原因となります。

当院では、めまいだけでなく、めまいに伴う耳鳴りや頭痛、疲労感などの症状にも総合的にアプローチします。鍼灸治療は副作用が少なく、安心して受けていただけるため、多くの患者様にご好評いただいています。全身のバランスを整えることで、根本から体質改善を目指し、めまいやそれに伴う不調の緩和を図ります。患者様一人ひとりの体質や症状に合わせて施術内容を調整し、健康な状態へと導きます。

当院の特徴

鍼灸師である院長又は副院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

メニエール病の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで担当者が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。メニエール病は東洋医学の専門家である鍼灸師にお任せください。

メニエール病に関するQ&A

メニエール病は自然に治りますか？

多くの場合は症状が繰り返し現れるため、適切な治療や生活習慣の見直しが大切です。放置すると症状が悪化することもあるため、早めの対策をおすすめします。

良性発作性頭位めまい症との違いは何ですか？

良性発作性頭位めまい症は、特定の頭の動きでめまいが起こるのが特徴で、耳鳴りや難聴は伴いません。一方、メニエール病は耳鳴りや難聴を伴うことが多い点が大きな違いです。

耳のつまりや耳鳴りも一緒に起きるのはなぜですか？

耳のつまりや耳鳴りは、内耳のリンパ液が過剰になることで、聴覚を司る部分に負担がかかるために起こります。これらの症状はめまいと同時に現れることがよくあります。

前兆や予兆はありますか？

めまいの前兆として、耳の詰まり感やふらつき、耳鳴りなどを感じることがあります。こうしたサインを見逃さず、早めに休息を取ることが大切です。

どのくらいの頻度で発作が起きますか？

発作の頻度は個人差がありますが、ストレスや生活習慣によっても左右されます。症状が頻繁に起こる場合は、医療機関に相談しましょう。

季節の変わり目で悪化しやすいのはなぜですか？

季節の変わり目にめまいが起きやすいのは、気圧や気温の変化が内耳に影響を与えるためです。特に低気圧になると、内耳のリンパ液が膨らみやすくなり、内リンパ水腫が悪化しやすくなります。これにより、聞こえやバランスをつかさどる部分が障害され、めまい発作が起こりやすくなります。

原因がわからずメニエール病に苦しめられていた皆さまも、当院の鍼灸施術を受けて、このような変化がありました。

全身のバランスを整え、いま起きている症状だけでなく原因から改善する鍼灸施術は、メニエール病とは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

その人その人で原因が異なるため、メニエール病を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。メニエール病は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。