冷え症

冷え症の症例報告

冷え性とは

冷え性とは、外気温に関係なく手足や体の一部、あるいは全身が冷たく感じる状態を指します。特に女性に多く見られ、筋肉量が少ないことやホルモンバランスの変化、鉄分不足などが関係しています。

また、冷え性は体内で熱を作り出す力や、血液が全身に巡る力が弱まることで、末端まで十分な温かさが届かなくなることで冷えを感じるようになります。

冷えを感じる9割の人が手足の冷えに悩んでいる？

厚生労働省の調査によれば、日本人女性の約半数が冷え性を自覚しているとされ、推定患者数は数千万人にのぼると言われています。また、このうち9割の人が手足の冷えに悩んでいるという報告もあります。男性でも加齢や運動不足、生活習慣の乱れなどから冷え性になる方が増えており、現代社会では幅広い年代に見られる症状です。

冷え性は日常生活の質を低下させるだけでなく、他の体調不良や疾患の引き金になることもあるため、早めの対策が重要です。

冷え性をそのままにしておくと、慢性的な血行不良が進行し、肩こりや頭痛、腰痛、関節痛といった症状が現れやすくなります。また、平熱が下がることで免疫力が低下し、風邪をひきやすくなったり、疲れやすさやだるさが続くようになります。女性の場合は生理痛や生理不順、貧血など婦人科系のトラブルが悪化することもあります。

さらに、腸の働きが鈍くなり、便秘や下痢を繰り返すことも少なくありません。冷えが長期間続くと、内臓の機能低下や自律神経の乱れを招き、生活習慣病や更年期障害のリスクも高まります。最悪の場合、慢性疾患やうつ症状、重度の血行障害など深刻な健康問題につながることもあるため、早めのケアが大切です。

冷え症の原因

冷え性の診断においては、一般的に血液検査で内臓疾患、甲状腺異常の有無を確認します。検査で異常が見つからない場合、多くの場合は血行不良と判断され、特に積極的な治療や対処は行われず、経過観察となることが多いです。そのため、原因が特定できないまま経過を見守ることになり、患者さんの中にはその不確かさや原因不明の状態に対して不安を感じる方もいらっしゃいます。

ですが、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、冷え症の原因はひとつに断定できるものではないということです。

冷え症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

生活習慣や運動習慣など、一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず冷え症の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

冷え症への対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

薬物療法

漢方治療は冷え性の改善に効果的な場合もありますが、いくつかの注意点もあります。例えば、長期間続けて服用しなければならないことが多く、その間に体調や体質の変化を見ながら調整する必要があります。

また、漢方薬は独特の味や香りがあり、これが苦手な方もいます。さらに、個人の体質や症状によっては効果が出にくい場合もあります。医師や薬剤師と相談しながら進める必要があり、忙しい現代人にとっては長期に渡り通院することは、スケジュールの調整や精神的負担にもなります。

マッサージ

マッサージは一時的な血行促進やリラクゼーション効果があります。ですが、そのときは脚や手が血行が良くなり温かくなりますが、根本的な体質改善にはつながりません。体質や生活習慣を改善することが冷え性を治す一番の近道です。

冷え症を改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、それが原因を取り違えたまま進められる治療だとすれば改善など見込めません。

当院は、5種類の充実した検査で、一人ひとり異なる冷え症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

当院の鍼灸治療は、冷え性の改善に特に効果的です。東洋医学では、冷えは「気」や「血」の巡りが滞ることによって引き起こされると考えていますが、もう一つ重要な原因として「水毒」があります。

水毒とは、甘いものの過剰摂取や食べ過ぎによって体内に余分な水分がたまり、これが体の冷えやむくみ、重だるさなどを引き起こす状態です。特に、体にたまった水分は血液や気の流れを妨げ、冷えやさまざまな不調の原因となります。

当院では、冷え性だけでなく、冷えに伴う頭痛や疲労感、消化不良などの症状にも総合的にアプローチします。鍼灸治療は副作用が少なく、安心して受けていただけるため、多くの患者様にご好評いただいています。全身のバランスを整えることで、根本から体質改善を目指し、冷えやそれに伴う不調の緩和を図ります。患者様一人ひとりの体質や症状に合わせて施術内容を調整し、健康な状態へと導きます。

冷え症を改善するための重要なポイント

多くの医療機関では冷え性の改善において、まず血液検査や内臓疾患の有無を確認することになります。内臓疾患がない場合、多くの医療機関では対処療法として漢方薬の処方や食生活の改善を提案されることが一般的です。しかしながら、これらの方法だけでは根本的な改善にはつながりにくいのが現状です。

当院の治療は単に症状を抑えるだけでなく、全身のバランスを整え、自然治癒力を引き出すことを目的としています。

東洋医学では「森（身体全体）を見て木（冷え症）を治す」という言葉があるように、身体はすべてつながっているという考え方が根底にあります。そのため、症状が現れるタイミングや、他にどのような不調があるかも診断の大切な基準となります。

当院の鍼灸治療では、冷え性の原因は筋力低下だけにとどまらず、胃腸の不調や甘いものの過剰摂取による水毒の蓄積など、多角的な視点からアプローチします。筋肉の血行促進や自律神経の調整を図るだけでなく、内臓の働きを整えることで体の内側から冷えを改善します。また、甘いものの摂り過ぎによる水分代謝の乱れを改善し、体内の水毒を排出することも重要です。

総合的な施術を行うことで、冷え性の根本原因に働きかけ、持続的な改善を目指します。冷え性は単なる運動不足だけでなく、生活習慣や内臓の状態とも密接に関係しているため、個々の状態に合わせた総合的なアプローチが必要です。当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせて最適な治療計画を提案し、健康的な体温維持をサポートいたします。

当院の特徴

鍼灸師である院長又は副院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

冷え症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで担当スタッフが一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。冷え症は東洋医学の専門家である鍼灸師にお任せください。

冷え症に関するQ&A

サプリメントは冷え性に効果がありますか？

鉄分やビタミンEなどのサプリメントは不足を補うのに役立ちますが、基本は食事や生活習慣の見直しが重要です。サプリメントだけで根本改善は難しいです。

冷え性で頭痛や下痢になることはありますか？

冷えによる血行不良や自律神経の乱れが頭痛を引き起こすことがあります。冷え性の改善で頭痛が和らぐ場合もあります。また、体が冷えることで腸の働きが乱れ、下痢や便秘など消化器症状が出ることがあります。

冷え性が原因で下痢になることはありますか？

体が冷えることで腸の働きが乱れ、下痢や便秘など消化器症状が出ることがあります。冷え対策で腸の調子が整うことも多いです。

冷え性で平熱が低くなりますか？

冷え性の方は基礎代謝が低下し、平熱が低くなることがあります。平熱が低いと免疫力が低下し感染症にかかりやすくなるため、体温を上げる生活習慣を心がけましょう。

冷え性は生理痛や貧血と関係がありますか？

冷え性は血行不良やホルモンバランスの乱れと関係が深く、生理痛や貧血を悪化させることがあります。特に女性は冷えによる婦人科系のトラブルが起こりやすいです。

男性でも冷え性になりますか？

男性でも筋肉量の低下や運動不足、加齢、生活習慣の乱れなどが原因で冷え性になることがあります。

原因がわからず冷え症に苦しめられていた皆さまも、当院の鍼灸施術を受けて、このような変化がありました。

全身のバランスを整え、いま起きている症状だけでなく原因から改善する鍼灸施術は、冷え症と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

その人その人で原因が異なるため、冷え症を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。冷え症は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。