三叉神経痛

三叉神経痛の症例報告

三叉神経痛とは

三叉神経痛は、顔の一部に激しい痛みが突然走る症状です。これは、顔の感覚を伝える三叉神経という神経が何らかの原因で刺激されることで起こります。痛みは非常に鋭く、電気が走るような感じや、刺すような痛みが特徴です。通常、顔の片側にだけ痛みが現れ、数秒から数分続くことが多いです。日常生活の中で、顔を洗ったり、話したり、食事をしたりするだけで痛みが誘発されることもあります。

日本における三叉神経痛の患者数については、厚生労働省の調査や医療統計から推定すると、約10万人程度の患者がいると考えられています。これは、総人口の約0.8％にあたる割合です。高齢者に多く見られる傾向があり、特に50歳以上の男性や女性に発症しやすいとされています。三叉神経痛は、適切な治療を受けることで症状をコントロールできる場合も多いため、症状に気づいたら早めに専門家に相談することが重要です。

三叉神経痛は激しい痛みが突然襲い、特定の顔の部位に触れたり、歯磨きや食事、話すといった普通の動作でも痛みが誘発されるため、生活の質が著しく低下します。痛みは断続的に襲ってくることが多く、精神的なストレスや不安を引き起こし、睡眠障害やうつ状態に繋がることもあります。

さらに、痛みを避けるために無意識のうちに顔の動きを制限したり、食事を避けたりすることで、栄養不足や体重減少、口腔衛生の悪化といった健康問題も生じやすくなります。

三叉神経痛の原因

開院以来、当院では多種多様な三叉神経痛を多く施術してまいりました。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、三叉神経痛の原因はひとつではないということです。

三叉神経痛の原因として次のものが挙げられます。

三叉神経痛は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

三叉神経痛は神経単独での原因だけでなく、血管の異常、筋肉の緊張、術後や感染症など原因は一つに絞ることが難しく、個々の患者さんの状態に応じて多角的な診断と治療が必要となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには正確な検査と多角的な評価が重要になります。

そのため当院では、個々に適した治療プランを提案しています。他院で改善しなかった方も諦める必要はありません。豊富な実績と充実した検査体制で、あなたの三叉神経痛改善を全力でサポートします。

病院とはここが違います

三叉神経痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

神経痛に対してはリリカという薬が用いられ、神経の過剰な興奮を抑えることで痛みを軽減します。副作用としては眠気やめまい、むくみ、集中力の低下などが現れることがあります。また、神経痛によるストレスや不安に対しては抗うつ薬が用いられますが、根本的な改善ではないため、人によっては飲み続けることへの不安感がさらに増すこともあります。

神経ブロック療法

神経ブロック療法は三叉神経痛の痛みを一時的に和らげるために行われますが、効果が持続しない場合があります。これは、注射によって神経の一部を一時的に麻痺させることで痛みを抑える仕組みですが、時間が経つと神経の麻痺が解けてしまい、痛みが再び現れることがあるためです。そのため、必要に応じて繰り返し治療を行うことが求められる場合があります。

放射線療法

三叉神経痛に対する放射線療法は、神経に放射線を照射して痛みを和らげる方法ですが、いくつかのデメリットがあります。まず、効果が現れるまでに時間がかかることがあり、すぐに痛みが改善しない場合があります。また、照射による神経や周囲の組織へのダメージのリスクもあり、長期的には神経の機能障害や感覚異常が生じる可能性があります。さらに、効果が持続しない場合もあり、再治療が必要になることもあります。これらの点を考慮し、医師と十分に相談して適切な治療法を選ぶことが重要です。

三叉神経痛を改善するために

まずはあなたの三叉神経痛の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院では整形外科的検査、姿勢検査に加え腹診、舌診といった東洋医学的検査を組み合わせ多角的にお身体の状態を可視化していきます。

5種類の充実した検査で、三叉神経痛の原因を見つけ出し的確な施術を行います。

当院の特徴

国家資格を持つ院長または副院長が最後まで担当、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で三叉神経痛が改善する理由

当院では、三叉神経痛改善のために全身を広く捉え、姿勢分析や整形外科検査、東洋医学検査をします。顔だけでなく、背中や首、腰なども含めた総合的な検査を行い、症状の原因を特定。さらに、検査から施術まで一貫して同じスタッフが担当することで、細かな変化や症状の波を見逃さず、治療効果を最大限に引き出します。

整骨院やマッサージで効果が得られなかった方や薬に頼りたくない方も安心してご相談ください。豊富な改善実績と科学的根拠に基づく施術で、長期的な視点から根本改善を目指します。

三叉神経痛のQ＆A

三叉神経痛は耳や顎など人によって痛む場所が違いますか？

三叉神経痛は、三叉神経が支配する顔面のさまざまな部分に痛みを引き起こすため、痛む場所は人によって異なることがあります。眼の周りや額が第1枝、頬や鼻の周りが第2枝、顎や口の中が第3枝と異常が起きている場所によって顔のどこに症状が表れるか変わってきます。

三叉神経痛と歯の痛みは関係がありますか？

三叉神経痛の痛みは、顔の特定の部分に限定されることが多く、歯の痛みと似ていることもあります。もし、歯科治療を受けても痛みが改善しない場合や、痛みが突発的に激しくなる場合は、神経痛の可能性も考慮されます。

三叉神経痛で目まで痛くなることはありますか？

三叉神経痛は、痛みが目の周辺に及ぶこともあります。特に、三叉神経の第一枝が関与している場合、目の周囲や目の奥に痛みを感じることがあります。

三叉神経痛でロキソニンが効かないのはなぜですか？

三叉神経痛は、神経の圧迫や異常興奮による神経障害性の痛みであり、炎症性の痛みとは異なります。ロキソニンは炎症を抑える作用が主であり、神経障害性の痛みにはあまり効果が期待できません。病院ではリリカが処方されるのが一般的で、この薬は市販の薬局で購入することはできません。

三叉神経痛と帯状疱疹は同じ病気ですか？

三叉神経痛は神経の圧迫など何らかの原因により顔の支配領域に痛みが出る疾患で、帯状疱疹はウイルス感染により帯状の水泡などの皮膚症状と神経痛を伴う疾患です。どちらも顔面に痛みを伴うことがありますが、原因や治療法が異なります。

三叉神経痛は自然治癒しますか？

一般的には自然に治癒することは稀です。多くの場合、症状は慢性的で、繰り返し発作を伴います。もし症状が続いている場合や悪化している場合は、専門家に相談されることをお勧めします。

三叉神経痛で悩まされていた皆さまも、当院で鍼灸の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の鍼灸施術は三叉神経痛だけにフォーカスするのではなく、原因を引き起こしている筋肉や関節に着目するため早期に改善するケースも見られます。

三叉神経痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。