むちうち

むちうちの症例報告

むちうちとは

むちうちは、主に交通事故などで首に強い衝撃が加わった際に起こるケガの総称です。正式な病名ではなく、整形外科では「外傷性頚部症候群」や「頚椎捻挫」と診断されることが多いです。

むちうちは首の筋肉や靭帯、神経などが損傷し、首や肩の痛み、しびれ、めまい、吐き気、不眠など多岐にわたる症状が現れます。特に交通事故による受傷が多く、厚生労働省の統計によれば、交通事故による負傷者のうち約6割がむちうち症状を訴えているとされています。推定で年間数十万人がむちうちの症状に悩まされていると考えられています。

また、自賠責保険での治療期間が終了した後も、痛みやしびれが長引き、後遺症として悩む方も少なくありません。むちうちは受傷直後だけでなく、数日経ってから症状が現れることもあるため、早めの受診と適切な治療が重要です。

むちうちの症状をそのままにしておくと、首や肩の痛み、しびれ、頭痛、めまいなどが慢性化し、日常生活に大きな支障をきたす恐れがあります。特に、痛みや不快感が長引くことで、睡眠障害や集中力の低下、気分の落ち込みといった二次的な不調を招くこともあります。さらに、適切な治療を受けずにいると、筋肉や靭帯の緊張が続き、首の可動域が狭くなったり、慢性的な肩こりや頭痛が習慣化してしまうことも。

最悪の場合、神経の損傷が進行し、手足のしびれや麻痺といった重篤な後遺症が残る可能性も否定できません。むちうちは一度症状が治まっても、天候や気圧の変化などで再発することも多いため、早期の適切な対応が将来的な後遺症予防につながります。

むちうちの原因

開院以来、当院では多くのむちうちを施術してまいりました。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、むちうちの原因はひとつではないということです。

むちうちの原因として次のものが挙げられます。

むちうちは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

むちうちは、交通事故だけでなく、スポーツや日常生活の中での転倒、無理な動作など、さまざまな要因が重なって発症することがあります。複数の原因が絡み合い、首の筋肉や靭帯、神経に急激な負担がかかることで発症するため、どんな場面でも注意が必要です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには正確な検査と多角的な評価が重要になります。

そのため当院では、個々に適した治療プランを提案しています。他院で改善しなかった方も諦める必要はありません。豊富な実績と充実した検査体制で、あなたの腰痛改善を全力でサポートします。

病院とはここが違います

むちうちへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法・物理療法

痛み止めや消炎鎮痛剤は薬の成分が吸収されるとその効果が低下します。そのため、持続的な効果を得るためには定期的に摂取を続ける必要があります。

また、電気治療等による物理療法も一時的に筋肉の緊張を緩和させ、むちうちを軽減する対処療法になります。どちらもむちうちを根本的に改善するものではありません。

頚椎カラー

交通事故やスポーツでの大怪我の際に頸椎を安定させるために使用されますが、長期間の装着により、頸部の筋肉が使われなくなり、筋力が低下する可能性があります。また、長時間の装着により、皮膚に圧迫や摩擦が生じ、かぶれや皮膚炎を引き起こすこともあります。

むちうちを改善するために

まずはあなたのむちうちの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院では整形外科的検査、姿勢検査に加え腹診、舌診といった東洋医学的検査を組み合わせ多角的にお身体の状態を可視化していきます。

5種類の充実した検査で、腰痛の原因を見つけ出し的確な施術を行います。

当院の特徴

国家資格を持つ院長または副院長が最後まで担当、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院でむちうちが改善する理由

当院では、むちうち改善のために全身を広く捉え、姿勢分析や整形外科検査、東洋医学検査をします。首だけでなく、脚や背中、腰なども含めた総合的な検査を行い、症状の原因を特定。さらに、検査から施術まで一貫して同じスタッフが担当することで、細かな変化や症状の波を見逃さず、治療効果を最大限に引き出します。

整骨院やマッサージで効果が得られなかった方や薬に頼りたくない方も安心してご相談ください。豊富な改善実績と科学的根拠に基づく施術で、長期的な視点から根本改善を目指します。

むちうちのQ＆A

むちうちは自然に治りますか？

多くの場合、適切な治療と安静を守れば徐々に症状は改善します。ただし、放置したり自己判断で無理をすると、痛みやしびれが長引いたり、後遺症が残ることもあるため、専門家の診断と治療を受けることが大切です。

むちうちと寝違えの違いは何ですか？

寝違えは睡眠中の不自然な姿勢による一時的な筋肉の炎症ですが、むちうちは外部からの強い衝撃で首の筋肉や靭帯、神経が損傷する点が異なります。

むちうちによる頭痛や手のしびれは後から出てきますか？

頭痛や手のしびれは症状の出現タイミングが個人差によって異なることがあります。一般的には、むちうちの直後に頭痛や首の痛みが現れることが多いですが、場合によっては数時間から数日後に症状が出てくることもあります。特に手のしびれや腕の痛みは、神経根や脊髄の圧迫や炎症によるもので、これらの症状は遅れて現れることがあります。

天気が悪くなるとむちうちが悪化するのはなぜですか？

気圧の低下や急激な変化は、体内の圧力バランスに影響を与えることがあります。特に関節や筋肉に対して圧力の変化が生じることで、痛みや不快感が増すことがあります。また、気温が下がると筋肉や関節が冷えやすくなり、硬直や痛みが増すことがあります。特にむちうちのような首の怪我の場合、冷えは症状を悪化させる要因となり得ます。

むちうちで吐き気が起きることはありますか？

むちうちの症状には頭痛、吐き気、さらにはめまいや耳鳴りなどが含まれることがあります。これは、頸椎や周囲の神経、血管に影響を与えることで、内耳や脳のバランス調整に関わる部分に影響を及ぼすためです。

自賠責保険の治療が終わった後も痛みが残る場合はどうしたらいいですか？

治療期間終了後も症状が残る場合は、後遺症認定の相談や、鍼灸院や整骨院など他の治療機関の利用を検討しましょう。まずは諦めずに専門家に相談することが重要です。

むちうちで悩まされていた皆さまも、当院で鍼灸の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の鍼灸施術はむちうちだけにフォーカスするのではなく、原因を引き起こしている筋肉や関節に着目するため早期に改善するケースも見られます。

むちうちは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。