パニック障害

パニック障害の症例報告

パニック障害とは

パニック障害は、突然理由もなく強い不安や恐怖に襲われ、動悸や息苦しさ、めまい、胸の痛みなどの身体症状が現れる心の病気です。

発作が繰り返されることで、また発作が起きるのではという予期不安が強くなり、外出や公共交通機関の利用を避けるようになることも少なくありません。

150人に1人が生涯のうちに経験？

日本では、パニック障害はおよそ150人に1人が生涯のうちに経験するとされており、決して珍しい病気ではありません。発症しやすい年齢は20代から40代が多く、女性にやや多い傾向があります。

近年は精神疾患全体の患者数が増加傾向にあり、パニック障害も身近な悩みとなっています。

パニック障害をそのままにしておくと、発作への恐怖から外出や人との交流を避けるようになり、社会生活や仕事、家庭生活に大きな支障が出てきます。最初は発作が起きた場所や状況を避けるだけでも、次第に行動範囲が狭まり、家から出られなくなることもあります。また、強い不安や恐怖が続くことで、うつ病や不眠症を併発するリスクも高まります。

発作が起きるたびに救急車を呼んだり、何度も病院で検査を受けるものの異常が見つからず、ますます不安が強まる悪循環に陥ることもあります。最悪の場合、日常生活がほとんど送れなくなり、社会的な孤立や経済的な問題に発展することもあるため、早めの治療とサポートが大切です。

パニック障害の原因

パニック障害の診断は、まず患者さんの症状や状態について詳しくお話を伺う問診から始まります。その際、心臓の病気や甲状腺の異常といった、似たような症状を引き起こす他の疾患がないかどうかも確認します。これらの検査や評価は、さまざまな基準に基づいて行われ、正確な診断を目指します。診断がついた後は、すぐに治療を始めるのではなく、経過を見守ることが多いです。

そのため、原因がはっきりしないまま時間が経過し、患者さんの中には、なぜ自分がこうなったのかといった不安や心配を感じる方もいらっしゃいます。

ですが、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、パニック障害の原因はひとつに断定できるものではないということです。

パニック障害は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

ストレスや生活習慣など、一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まずパニック障害の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

パニック障害への対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

薬物療法

薬物療法は比較的早く効果を感じやすい一方で、眠気やだるさ、口の渇き、依存傾向などの副作用が出ることがあります。薬をやめると再発することもあり、長期的な服用が必要になる場合があります。

リラクゼーション法

リラクゼーション法は副作用がなく安全ですが、即効性には乏しく、日常的な実践が欠かせません。発作の強い時期には自分だけでコントロールするのが難しいこともあり、他の治療と併用する必要がある場合も多いです。

パニック障害を改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、それが原因を取り違えたまま進められる治療だとすれば改善など見込めません。

当院は、5種類の充実した検査で、一人ひとり異なるパニック障害の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

東洋医学では、パニック障害は肝や心、そして消化器系の働きが関係しています。肝は、精神的なストレスに対して非常に敏感な臓器であり、丈夫な肝は心の安定や思考の落ち着きに寄与します。逆に、肝の働きが弱まると、ストレスに対処しづらくなり、不安や緊張が増してしまいます。

また、心は精神や感情の調整を担っており、その働きが低下すると、心の不調や不安感が現れやすくなります。これらの臓器のバランスが崩れると、気血の巡りが滞ったり、必要なエネルギーや血液が不足したりします。特に、気の巡りが滞ると、精神的な不安やイライラ、落ち着きのなさが生じやすくなります。

当院では、精神的な症状だけでなく、滞っている気の流れを整え、体内の不足している気血を補うことや、身体の自律神経のバランス調整など総合的にアプローチします。鍼灸治療は副作用が少なく、安心して受けていただけるため、多くの患者様にご好評いただいています。全身のバランスを整えることで、根本から体質改善を目指し、さまざまな不調の緩和を図ります。患者様一人ひとりの体質や症状に合わせて施術内容を調整し、健康な状態へと導きます。

当院の特徴

鍼灸師である院長又は副院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

パニック障害の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。パニック障害は東洋医学の専門家である鍼灸師にお任せください。

パニック障害に関するQ&A

不安神経症との違いはなんですか？

不安神経症とパニック障害はどちらも不安が強く現れる病気ですが、パニック障害は突然強い発作が起きるのが特徴です。不安神経症は持続的な不安が主な症状です。

電車に乗れない、外食ができないなど人によって症状が違うのはなぜですか？

症状の現れ方が人によって違うのは、発作を引き起こす状況やきっかけがそれぞれ異なるためです。過去の経験や性格、生活環境なども影響しています。

暑いと症状が悪化するのはなぜですか？

暑いと自律神経のバランスが崩れやすくなり、体調が不安定になりやすいことから、症状が悪化することがあります。

胸の痛みが起きるのはなぜですか？

胸の痛みは、発作時に自律神経が過剰に反応し、心臓や筋肉が緊張することで起こります。心臓の病気ではないことが多いですが、気になる場合は医師に相談しましょう。

コーヒーやエナジードリンクは飲まない方がいいですか？

コーヒーやエナジードリンクなどカフェインを多く含む飲み物は、心身を刺激し発作を誘発しやすくなるため、控えめにしましょう。

栄養不足が原因で発症しますか？

栄養不足だけが直接の原因ではありませんが、バランスの悪い食事は脳や神経の働きに影響を与え、症状を悪化させることがあります。栄養バランスを整えることも大切です。

原因がわからずパニック障害に苦しめられていた皆さまも、当院の鍼灸施術を受けて、このような変化がありました。

全身のバランスを整え、いま起きている症状だけでなく原因から改善する鍼灸施術は、パニック障害とは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

その人その人で原因が異なるため、パニック障害を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。パニック障害は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。