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上咽頭炎の治し方を自力で試しても戻る理由とは?

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こんにちは、鍼灸ルーム青い鳥院長の鐵川です。喉の奥に痰が張りつく感じや、鼻水が喉へ落ちる感じが続くと、「自分で何とかできないかな」と調べたくなりますよね。今回は上咽頭炎の治し方を自力で探している方に向けて、医療でできることと体質から見直す考え方をお話しします。

慢性上咽頭炎は、鼻うがいや加湿だけで楽になることもありますが、完全に自力で治そうとすると難しい場合があります。特に後鼻漏や咽頭違和感が長く続いている場合は、上咽頭そのものに慢性的な炎症が残っていることがあります。

院長:鐵川

自力で頑張る前に、まずは炎症をきちんと確認することが大切です

目次

慢性上咽頭炎は自力だけでは難しいことがあります

慢性上咽頭炎は、鼻の奥にある上咽頭という場所に炎症が続いている状態です。口を開けて鏡を見ても直接確認しにくい場所なので、自分では「喉が悪いのか、鼻が悪いのか」が分かりにくいことがあります。

上咽頭は鼻の奥にある見えにくい場所です

上咽頭は、鼻から吸った空気が喉へ向かう途中にある場所です。風邪のウイルスや細菌、花粉、ほこりなどが触れやすく、免疫の働きも活発な部分です。

そのため、風邪をきっかけに炎症が起きたり、鼻炎や副鼻腔炎の影響で刺激が続いたりすることがあります。ただ、上咽頭は自分の目で見えないため、違和感が続いても「何が起きているのか分からない」という不安につながりやすいです。

鼻うがいだけでは追いつかないこともあります

鼻うがいは、鼻の中や上咽頭まわりの汚れを洗い流すケアとして役立つことがあります。後鼻漏がある方にとっても、負担を減らす方法のひとつです。

ただし、上咽頭の炎症が強い場合は、鼻うがいだけで炎症そのものを十分に落ち着かせるのは難しいことがあります。「毎日鼻うがいをしているのに戻ってしまう」という方は、自力のケアだけで頑張る段階を少し越えているかもしれません。

EATは上咽頭へ直接アプローチする治療です

慢性上咽頭炎に対して医療機関で行われる代表的な治療に、EATがあります。以前はBスポット療法と呼ばれることもありました。これは上咽頭に薬液をつけて擦過する処置で、炎症がある部分へ直接アプローチする治療です。

EATは耳鼻科で行う専門的な処置です

EATは、塩化亜鉛などの薬液を含ませた綿棒を使い、鼻や口から上咽頭へ処置を行います。炎症が強い方ほど、処置のときに痛みや出血が出ることがあります。

これは少し怖く聞こえるかもしれませんが、炎症の程度を判断する手がかりになることもあります。慢性上咽頭炎が疑われる場合、まず耳鼻咽喉科で状態を確認し、必要に応じてEATを受けることは大切な選択肢です

炎症そのものにはEATが重要です

慢性上咽頭炎でつらいのは、喉の奥の違和感や後鼻漏だけではありません。肩こり、頭痛、だるさ、めまい、眠りの浅さなどが一緒に出る方もいます。

上咽頭は神経や自律神経とも関係が深い場所です。そのため、炎症が続くと体全体に不調が広がるように感じることがあります。

上咽頭に炎症がある場合、まずは耳鼻科で確認し、EATなどの医療的な処置を検討することが大切です

症状が落ち着いても再発することがあります

EATで症状が楽になる方はいますが、それで一生戻らないとは限りません。慢性上咽頭炎は、炎症の場所に直接アプローチすることと、炎症を繰り返しやすい体の背景を見直すことを分けて考える必要があります。

炎症が取れても体の負担が残ることがあります

EATによって上咽頭の炎症が落ち着くと、後鼻漏や喉の違和感が軽くなる方がいます。ただ、睡眠不足、胃腸の弱り、栄養不足、口呼吸、冷え、ストレスなどが続いていると、粘膜が回復しにくい状態は残ります。

そのため、しばらく楽だったのに、疲れがたまった時期や季節の変わり目にまた症状が出ることがあります。

再発を防ぐには土台づくりが大切です

慢性上咽頭炎を考えるとき、上咽頭だけを見ると「炎症を取れば終わり」と考えたくなります。でも実際には、なぜ炎症が長引いたのか、なぜ戻りやすいのかを見ていくことも大切です。

EATで炎症へ直接アプローチしながら、鍼灸で体の回復力を整えることが、改善への近道になると考えています。

鍼灸では体質と回復力を見直します

鍼灸は、上咽頭に薬液を塗る治療ではありません。ですので、EATの代わりになるものではありません。けれど、慢性上咽頭炎が長引く背景にある首肩の緊張、呼吸の浅さ、胃腸の弱り、自律神経の乱れを整える目的では役立つことがあります。

院長自身も上咽頭炎を疑ったことがあります

院長:鐵川

ここで少し、私自身の体験もお話しします。

私自身、咳払いが増えたり痰が喉に流れたりする後鼻漏が気になっていた時期がありました。

以前、健康診断の結果を見たときに、ALTは17、ASTは27とどちらも基準値内でした。ただ、漢方薬局で相談した際に「本来はALTとASTの数値は近いほうが安定していると考えることがあります」と教えていただきました。

もちろん、基準値内の数値だけで肝臓に病気があると判断することはできません。ですが、東洋医学の視点では、数値が大きく外れていなくても、体の中で小さな負担が積み重なっていないかを見ていくことがあります。

そのときに説明を受けたのが、「肝の負担」と喉の違和感の関係です。慢性上咽頭炎が疑われる場合、鼻の奥にある上咽頭だけを見るのではなく、胃腸や肝の働き、自律神経、血流の状態も含めて考えることがあります

実際、私自身も過去に内痔核を経験したことがありました。今は落ち着いていますが、漢方薬局では「痔も静脈の流れや肝の負担と関係して考えることがあります」と教えていただき、体は本当にひとつながりなのだと感じました。

また、20代から30代のころは、趣味のゲームで思うようにいかないとイライラしてしまうこともありました。今となっては笑い話ですが、東洋医学ではこうした怒りっぽさや気分の高ぶりを「肝の気滞」として考えることがあります。

肝の気が滞ると、首肩のこわばり、喉のつかえ感、眠りの浅さ、胃腸の不調などにもつながりやすいと考えます。もちろん、これだけで慢性上咽頭炎の原因を決めつけることはできません。

ただ、喉の奥の違和感が続くときに、上咽頭だけを見て終わりにするのではなく、内臓の疲れ、血流、自律神経、気持ちの緊張まで含めて見直すことは、とても大切だと感じています

私自身の経験からも、慢性上咽頭炎のように原因が一つに絞りにくい不調ほど、体全体を見ていく視点が必要だと思います。だからこそ当院では、耳鼻科での検査やEATなどの治療を大切にしながら、鍼灸では体質や回復力を整えることを重視しています。

首肩こりと上咽頭の不調は一緒に出やすいです

慢性上咽頭炎の方には、首こりや肩こりを強く感じている方がいます。喉の奥の不快感だけでなく、頭が重い、目が疲れる、耳の下が痛いという方もいます。

首まわりがこわばると、呼吸が浅くなりやすくなります。呼吸が浅くなると、自律神経も緊張しやすくなります。鍼灸では、喉の症状だけでなく、首肩や背中の緊張も一緒に確認していきます。

胃腸と栄養状態も大切です

粘膜を修復するためには、材料となる栄養が必要です。食事量が少ない、たんぱく質が不足しやすい、胃もたれがある方は、回復の土台が弱くなりやすいです。

後鼻漏が強い方は、痰が絡んで食欲が落ちることもあります。食事が取れない状態が続くと、さらに体力が落ちる悪循環に入ります。鍼灸では胃腸の働きや冷え、疲れやすさも確認しながら、体が回復しやすい方向へ整えていきます。

自律神経の乱れにも目を向けます

上咽頭の周辺は、自律神経とも関係が深い場所です。慢性上咽頭炎の方が、だるさ、めまい、眠りの浅さ、胃腸の不調を一緒に感じることがあります。

このような状態では、喉だけを見てもなかなか全体が整いません。鍼灸では、体の緊張をゆるめ、睡眠や胃腸の働きが整いやすい状態を目指していきます。

EATと鍼灸を組み合わせる考え方

慢性上咽頭炎に対しては、耳鼻科で上咽頭の炎症を確認し、必要に応じてEATを受けることが大切です。そのうえで、症状が戻りやすい方や体調不良が重なっている方は、鍼灸で体質面を整える視点を加えると、改善の道筋が見えやすくなります。

役割を分けると分かりやすいです

EATと鍼灸は、どちらが上か下かという話ではありません。得意な役割が違います。

方法主な役割
EAT上咽頭の炎症へ直接アプローチする
鼻うがい鼻や上咽頭まわりの刺激を減らす
鍼灸首肩の緊張、胃腸、自律神経、睡眠を整える
食事の見直し粘膜や体力の回復に必要な材料を補う

炎症が強いときは、まず医療機関で確認することが優先です。そのうえで、戻りにくい体を作るために生活や体質を整えていきます。

鍼灸だけで治すという考え方ではありません

当院では、慢性上咽頭炎を鍼灸だけで治すとは考えていません。上咽頭の炎症が疑われる場合は、耳鼻咽喉科での確認が大切です。

ただ、EATを受けても疲れがたまると戻る、後鼻漏がすっきりしない、肩こりや不眠も続くという方は、体全体を見る必要があります。

医療機関での治療と体質の見直しを組み合わせることが、慢性上咽頭炎では現実的な改善策になると考えています。

自宅でできることも大切です

慢性上咽頭炎は自力だけで解決するのが難しいことがありますが、自宅での過ごし方が関係ないわけではありません。むしろ、EATや鍼灸を受ける場合でも、毎日の刺激を減らすことはとても大切です。

鼻うがいは正しく行いましょう

鼻うがいは、鼻の中や上咽頭まわりを清潔に保つためのセルフケアです。花粉やほこり、余分な鼻水を洗い流す助けになります。

ただし、真水をそのまま使ったり、強く吸い込みすぎたりすると刺激になることがあります。市販の専用液などを使い、痛みが出ない範囲でやさしく続けることが大切です。

避けたい習慣も見直しましょう

上咽頭の粘膜は、乾燥や冷え、口呼吸、睡眠不足の影響を受けやすいです。小さな刺激でも、毎日続くと負担になります。

  • 寝室の乾燥を防ぐ
  • 首元を冷やさない
  • 寝る直前の食事を控える
  • 口呼吸や鼻づまりを放置しない
  • 睡眠時間を削りすぎない

全部を完璧にする必要はありません。まずは一つだけでも、続けやすいものから始めてみてください。

すぐ医療機関へ相談してほしいサイン

上咽頭炎が気になるとき、自宅でできることを探すのは自然なことです。ただし、症状の強さによっては、セルフケアや鍼灸よりも先に医療機関で詳しく確認してほしい場合があります。

食事や睡眠に影響している場合は注意です

後鼻漏が強くて眠れない、食事がまともに取れない、短期間で大きく体重が減っている場合は注意が必要です。

このような状態では、慢性上咽頭炎だけでなく、別の病気や全身状態の低下が重なっている可能性もあります。当院でも、症状が強く体力の低下が目立つ方には、施術よりも先に医療機関での検査をおすすめすることがあります。

順番を間違えないことが大切です

鍼灸は体を整える方法のひとつですが、すべての状態に最初から行うものではありません。

まず確認すべきことを確認し、安全に施術できる状態かどうかを見極めることが大切です。これはお断りしたいという意味ではなく、安心して体を整えていくために必要な順番だと考えています。

実際に過去にも、上咽頭炎の症状でお悩みの方がご相談に来られたことがありました。問診の際、直近で体重が大きく減少していることが分かりました。

このような場合は、まず体の中で何が起きているのかを医療機関で確認することが大切です。そのため、施術を進める前に、もう一度病院で検査を受けていただくようお話ししました。

鍼灸を行うかどうかは、「できる・できない」だけで判断するのではなく、今その方にとって何を優先するべきかを見極めることが大切です。安全を確認したうえで施術を行うことが、結果的に安心して体を整えていくことにつながると考えています

体のサインをひとりで抱え込まないでください

上咽頭炎の治し方を自力で探している方は、すでに何かしらの不調が続いていて、かなり困っている方が多いと思います。後鼻漏や喉の違和感は周りから見えにくく、つらさを分かってもらいにくい症状です。

改善には治療と土台づくりの両方が必要です

慢性上咽頭炎では、まず耳鼻咽喉科で上咽頭の状態を確認し、必要に応じてEATなどの治療を受けることが大切です。

そのうえで、再発しやすい方や、首肩こり、胃腸の弱り、睡眠の乱れがある方は、体質面の見直しも必要になります。当院では、EATなどの医療的な治療に鍼灸の視点を加えて、体が回復しやすい状態を一緒に作っていくことを大切にしています

慢性上咽頭炎は、自力だけで何とかしようとすると遠回りになることがあります。けれど、医療で炎症を確認し、鍼灸で体の土台を整え、生活習慣も少しずつ見直していけば、改善の方向は見えやすくなります。

喉の奥の違和感や後鼻漏が続いて、一人で悩んでいるなら我慢しすぎないでください。今の状態を一緒に整理しながら、あなたに合った順番で改善を考えていきましょう。

慢性上咽頭炎でお悩みなら

慢性上咽頭炎に対する治療方針の症状ページもお読みください。


院長:鐵川

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