緊張型頭痛

緊張型頭痛の症例報告

緊張型頭痛とは

緊張型頭痛とは、頭が締め付けられるような鈍い痛みが特徴の頭痛で、肩や首のこりを伴うことが多い一次性頭痛の一種です。頭部の画像検査では異常が見つからず、主に筋肉の緊張やストレスが関係しています。

日本では約2,000万人がこの頭痛に悩んでいるとされ、世界的にも有病率は38%と非常に多い頭痛です。発作は数時間から数日続くことがあり、慢性的に毎日のように続く場合もあります。

緊張型頭痛をそのままにしておいても、命に関わるような重大な病気に進行することはありません。しかし、頭痛の原因となる生活習慣やストレスを改善しないままでいると、頭痛の頻度が増えたり、痛みが強くなったりして慢性化する恐れがあります。

慢性化すると、ほぼ毎日のように頭痛が続き、仕事や家事、学業など日常生活の質が著しく低下します。また、痛み止めの薬を頻繁に使うようになると、薬物乱用頭痛を引き起こし、さらに頭痛が悪化する場合もあります。

緊張型頭痛の原因

開院以来、当院では多種多様な緊張型頭痛を多く施術してまいりました。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、緊張型頭痛の原因はひとつではないということです。

緊張型頭痛の原因として次のものが挙げられます。

緊張型頭痛は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

緊張型頭痛は、これら複数の要因が重なり合うことで発症しやすくなります。日常生活の中で無意識に続けている習慣やストレスが影響していることが多く、原因を一つに特定するのは難しい場合もあります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには正確な検査と多角的な評価が重要になります。

そのため当院では、個々に適した治療プランを提案しています。他院で改善しなかった方も諦める必要はありません。豊富な実績と充実した検査体制で、あなたの緊張型頭痛改善を全力でサポートします。

病院とはここが違います

緊張型頭痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法・物理療法

薬物療法は、即効性があるものの、長期間や頻繁に使用すると薬が効きにくくなったり、薬物乱用頭痛を引き起こすリスクがあります。また、鎮痛薬や安定剤、筋弛緩薬の副作用として眠気や胃腸障害が出ることもあり、日常生活に支障が出る場合もあります。

温熱療法・ストレッチ

温熱療法は一時的に筋肉の緊張を和らげる効果がありますが、温めすぎると低温火傷になるリスクがあります。

ストレッチは筋肉の柔軟性を高めるのに有効です。ですが、頭痛の原因には、姿勢の悪さやスマホの見過ぎによる目の疲れ、運動不足などさまざまな要素が関係しています。

そのため、これらの根本的な原因を改善しない限り、ストレッチやホットパックを行っただけでは頭痛を効果的に解消することは難しいです。根本的な原因にアプローチすることが、頭痛の緩和や予防には重要となります。

緊張型頭痛を改善するために

まずはあなたの緊張型頭痛の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院では整形外科的検査、姿勢検査に加え腹診、舌診といった東洋医学的検査を組み合わせ多角的にお身体の状態を可視化していきます。

5種類の充実した検査で、緊張型頭痛の原因を見つけ出し的確な施術を行います。

当院の特徴

国家資格を持つ院長または副院長が最後まで担当、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で緊張型頭痛が改善する理由

当院では、緊張型頭痛改善のために全身を広く捉え、姿勢分析や整形外科検査、東洋医学検査をします。頭だけでなく、脚や背中、腰なども含めた総合的な検査を行い、症状の原因を特定。さらに、検査から施術まで一貫して同じスタッフが担当することで、細かな変化や症状の波を見逃さず、治療効果を最大限に引き出します。

整骨院やマッサージで効果が得られなかった方や薬に頼りたくない方も安心してご相談ください。豊富な改善実績と科学的根拠に基づく施術で、長期的な視点から根本改善を目指します。

緊張型頭痛のQ＆A

片頭痛（偏頭痛）との違いは何ですか？

片頭痛はズキズキした拍動性の痛みや吐き気、光や音に敏感になるのが特徴ですが、緊張型頭痛は締め付けられるような痛みで、吐き気はあっても実際に嘔吐することはまれです。

ロキソニンが効かないのはなぜですか？

ロキソニンなどの鎮痛薬が効かない場合は、筋肉の緊張やストレスが強いことが原因かもしれません。薬だけでなく、生活習慣の見直しも大切です。

めまいも一緒に起きますか？

緊張型頭痛に伴ってめまいが起きることは一般的には稀とされています。緊張型頭痛は、筋肉の緊張やストレスによって引き起こされる頭痛であり、主に頭や首の筋肉のこわばりが特徴です。一方、めまいは内耳の問題や血圧の変動、神経系の異常などさまざまな原因によって引き起こされることがあります。

寝ると症状が落ち着くのはなぜですか？

寝ている間は体の重力のかかり方が変わり、特に首や肩の筋肉にかかる負担が軽減されます。これにより、筋肉の緊張が緩和されやすくなります。また、睡眠中は筋肉がリラックスしやすくなるため、緊張していた筋肉がほぐれ、血流も改善されます。血流が良くなることで、筋肉に酸素や栄養が行き渡りやすくなり、疲労や緊張の解消に役立ちます。

マッサージやヘッドスパは効果がありますか？

マッサージやヘッドスパは一時的に筋肉のこりを和らげる効果がありますが、頭痛を繰り返さないための根本的な改善には生活習慣の見直しが必要です。

激しい痛みが起きることはありますか？

緊張型頭痛は一般的に、締め付けられるような鈍い痛みや圧迫感が特徴で、もしも頭痛が非常に激しい場合や、突然に強い痛みが現れる場合には、脳出血やその他の深刻な疾患の可能性も考えられるため、早急に医師の診察を受けてください。

緊張型頭痛で悩まされていた皆さまも、当院で鍼灸の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の鍼灸施術は頭だけにフォーカスするのではなく、原因を引き起こしている筋肉や関節に着目するため早期に改善するケースも見られます。

緊張型頭痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。