慢性副鼻腔炎（蓄膿症）

慢性副鼻腔炎（蓄膿症）の症例報告

慢性副鼻腔炎（蓄膿症）とは

慢性副鼻腔炎とは、顔の骨の中にある空洞の副鼻腔に炎症が長期間続くことで、粘膜が腫れたり膿がたまる病気です。

主な症状には、鼻づまりや粘り気の強い鼻水、匂いが分からなくなる、頭や顔の重さや痛み、咳や痰、のどに鼻水が落ちてしまう後鼻漏などがあります。

200万人が慢性副鼻腔炎に悩んでいる？

日本では約200万人が慢性副鼻腔炎に悩んでいると推定されており、特に中年以降の方で増加傾向にあります。子どもでは副鼻腔が未発達なため発症しやすいですが、大人の場合は症状が長引きやすく、治療にも時間がかかることが多いのが特徴です。

炎症が長引くことで鼻の中にポリープ（鼻茸）ができることもあり、これがさらに症状を悪化させることがあります。

慢性副鼻腔炎をそのままにしておくと、鼻づまりや鼻水が慢性的に続き、睡眠不足や集中力の低下、食事の楽しみが減るなど、生活の質が大きく損なわれます。匂いが分かりにくくなることで、食べ物の腐敗やガス漏れなどの危険にも気づきにくくなります。

また、膿がのどに流れ込むことで咳や痰が増えたり、気管支炎などの合併症を引き起こすこともあります。小児の場合は鼻詰まりにより口呼吸が増えることがあります。これにより、十分な酸素が取り込めず、結果としてぼーっとしたり集中力の低下が起こる可能性があり、学力低下など学校生活への影響も懸念されます。

慢性副鼻腔炎（蓄膿症）の原因

蓄膿症の診断にはレントゲン検査が一般的に用いられますが、病院では原因について詳しく説明されずに診察が進むことがあります。そのため、患者さんはなぜその症状が起きているのか、どのような原因があるのかについて理解できないまま、医師から処方された薬を服用するだけで終わってしまうケースも少なくありません。

ですが、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、慢性副鼻腔炎（蓄膿症）の原因はひとつに断定できるものではないということです。

慢性副鼻腔炎（蓄膿症）は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

慢性副鼻腔炎は、これら複数の要因が複雑に絡み合って発症することが多く、原因が一つに特定できない場合も少なくありません。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず慢性副鼻腔炎（蓄膿症）の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

慢性副鼻腔炎（蓄膿症）への対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

薬物療法

薬物療法の場合、長期間の服用が必要になることが多く、抗生物質の副作用や耐性菌の問題、ステロイドによる全身への影響が懸念されます。症状が改善しない場合は薬の変更や追加治療が必要になることもあり、根本的な解決に至らないケースもあります。

生活指導

生活習慣の見直しは、すぐに効果が現れるわけではなく、継続的な努力が必要です。アレルギー対策や禁煙など、生活環境を大きく変える必要がある場合は、ストレスや負担を感じることも少なくありません。

慢性副鼻腔炎（蓄膿症）を改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、それが原因を取り違えたまま進められる治療だとすれば改善など見込めません。

当院は、5種類の充実した検査で、一人ひとり異なる慢性副鼻腔炎（蓄膿症）の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

慢性副鼻腔炎（蓄膿症）は東洋医学の観点から見ると、主に湿熱や気虚といった体の状態が関係していると考えられています。

まず、脂っこいものの食べ過ぎなどで湿熱が体内にたまると、津液が過剰に生成され、鼻の粘膜に溜まりやすくなります。その結果、鼻水が黄色く粘り気のある状態になったり、鼻の粘膜が腫れて鼻づまりがひどくなることがあります。また、湿熱は体の他の部分にも影響を及ぼし、頭重感やだるさ、食欲不振などの症状も伴うことがあります。

一方、気虚の状態は、体のエネルギーや免疫力が弱まっている状態です。これは、過労や不規則な生活、栄養不足などが原因となることがあります。気虚になると、肺の働きが低下し、鼻の機能も衰えやすくなります。これにより、鼻の通りが悪くなったり、鼻汁が透明で少量になったり、鼻の粘膜の防御機能が弱まるため、湿気や寒さに対して敏感になりやすくなります。

当院では、これらの状態を改善するために、湿熱を取り除き、体の気を補うことが重要とされます。全身のバランスを整えることで、根本から体質改善を目指し、それに伴う不調の緩和を図ります。患者様一人ひとりの体質や症状に合わせて施術内容を調整し、健康な状態へと導きます。

慢性副鼻腔炎（蓄膿症）を改善するための重要なポイント

蓄膿症の治療において、多くの医療機関ではまずレントゲン検査や鼻腔の状態を確認し、感染や炎症の有無を調べることが一般的です。内臓疾患の有無を確認した後、特に原因が特定できない場合には、対処療法として抗生物質の処方や鼻腔内洗浄、点鼻薬の使用が提案されることが多いです。しかしながら、これらの方法だけでは根本的な改善にはつながりにくいのが現状です。

当院の治療は単に症状を抑えるだけでなく、全身のバランスを整え、自然治癒力を引き出すことを目的としています。

東洋医学では「森（身体全体）を見て木（慢性副鼻腔炎）を治す」という言葉があるように、身体はすべてつながっているという考え方が根底にあります。そのため、症状が現れるタイミングや、他にどのような不調があるかも診断の大切な基準となります。

当院の鍼灸治療では、慢性副鼻腔炎の原因は鼻の異常だけにとどまらず、胃腸の不調や疲労の蓄積など、多角的な視点からアプローチします。単純に鼻の周りに鍼灸をするのではなく、胃腸の働きや肺の調子を整えることで体質から改善します。

総合的な施術を行うことで、慢性副鼻腔炎の根本原因に働きかけ、持続的な改善を目指します。鼻の不調は、生活習慣や内臓の状態とも密接に関係しているため、個々の状態に合わせた総合的なアプローチが必要です。当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせて最適な治療計画を提案し、全体的にサポートいたします。

当院の特徴

鍼灸師である院長又は副院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

慢性副鼻腔炎（蓄膿症）の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで担当者が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。慢性副鼻腔炎（蓄膿症）は東洋医学の専門家である鍼灸師にお任せください。

慢性副鼻腔炎（蓄膿症）に関するQ&A

漢方薬は効果がありますか？

市販の漢方薬は匂いを軽減したり味を調整したりしていることが多く、その結果、成分の濃度や効果が薄まることがあります。これにより、処方薬と比べて効果が弱く感じられることもあります。また、市販品は品質管理や成分の正確性にばらつきがある場合もあり、自己判断で使用すると適切な治療効果が得られない可能性もあります。

慢性副鼻腔炎になると口臭が強くなりますか？

慢性副鼻腔炎が進行すると、膿がたまることで口臭が強くなることがあります。適切な治療で改善が期待できます。

慢性副鼻腔炎は人にうつりますか？

慢性副鼻腔炎自体は人にうつることはありませんが、風邪などの感染症が原因の場合は注意が必要です。

頭痛や頭が重く感じるのはなぜですか？

頭痛や頭重感は、副鼻腔内の炎症や膿のたまりによる圧迫が原因です。

耳まで痛くなるのはなぜですか？

耳まで痛くなるのは、副鼻腔と耳がつながっているため、炎症が耳に波及することがあるためです。

妊娠中や授乳中でも治療は受けられますか？

妊娠中や授乳中でも治療は可能ですが、薬の種類や量に制限があるため、服用する場合は医師や薬剤師に相談を必ずしてください。

原因がわからず慢性副鼻腔炎（蓄膿症）に苦しめられていた皆さまも、当院の鍼灸施術を受けて、このような変化がありました。

全身のバランスを整え、いま起きている症状だけでなく原因から改善する鍼灸施術は、慢性副鼻腔炎（蓄膿症）とは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

その人その人で原因が異なるため、慢性副鼻腔炎（蓄膿症）を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。慢性副鼻腔炎（蓄膿症）は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。