動悸

動悸の症例報告

動悸とは

動悸とは、普段は意識しない心臓の鼓動が、急に強く、速く、あるいは不規則に感じられる状態を指します。

心拍が通常より早くなる頻脈や遅くなる徐脈、リズムが乱れる不整脈などがあり、これらが動悸の主な原因です。

病気がなくても動悸が起きる？

日本では心疾患全体で約305万人が治療を受けており、不整脈や心不全など動悸を伴う疾患も多く含まれます（厚生労働省「患者調査」2020年より）。動悸は年齢や性別を問わず発症し、軽度なものから重大な疾患のサインまで幅広くみられます。

一般的に心疾患やバセドウ病などの明らかな原因が見つからない場合でも、動悸を訴える人は一定数存在します。こうした症状に悩む人は女性に多い傾向があり、これは女性はホルモンバランスの変動や精神的なストレスに対して女性が敏感であること、また、心身の症状を訴えることが比較的多いことが影響しているといわれています。

心疾患やバセドウ病などの特定の疾患がなくても、動悸を放置しておくと、体の疲れやすさや息切れ、日常の歩行が困難になるなど、生活の質に大きな影響を及ぼすことがあります。

さらに、動悸が悪化すると呼吸も浅くなっていきます。そうなると、十分な酸素が体全体に行きわたらず、めまいや手足のしびれ、倦怠感、鬱など症状が多岐に渡ってしまいます。このような症状が出る前に早めのケアが大切になってきます。

動悸の原因

病院では心電図や血液検査で異常が見つからない場合、喫煙や疲労、ストレスが原因とされやすく、具体的な対処法が見つからず不安になる方も少なくありません。

ですが、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、動悸の原因はひとつに断定できるものではないということです。

動悸は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

動悸はこれらの要因が単独、または複数重なり合って発症することが多く、生活習慣や体質、精神的な状態なども影響します。そのため、原因の特定には総合的な視点が必要です。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず動悸の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

動悸への対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

薬物療法

動悸に対する薬物療法において、原因となる疾患が特定されている場合には、その疾患の治療や症状のコントロールを目的として薬物が処方されることがあります。これにより、動悸の症状が改善されることは多いですが、長期的に薬を服用し続けることにはいくつかのデメリットも存在します。

まず、薬の長期使用による副作用のリスクが挙げられます。例えば、抗不整脈薬やβ遮断薬などは、心臓や他の臓器に対して副作用を引き起こす可能性があります。これには、血圧の変動、疲労感、消化器症状、血液の異常などが含まれることがあります。また、長期間の薬物療法は、薬に対する耐性や効果の減弱を招くこともあり、治療の継続性や効果の維持に影響を与える場合があります。

カウンセリング

制約要因としては、医療機関付属のカウンセリングでは医師の治療方針に沿った内容に限定される傾向が指摘されています。

これについては効果測定の指標が曖昧なため、治療期間の見通しを明確に提示しにくい点も臨床的な課題となっています。患者側がいつまで通えばいいのかと心理的、金銭的な負担になるケースもあります。

動悸を改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、それが原因を取り違えたまま進められる治療だとすれば改善など見込めません。

当院は、5種類の充実した検査で、一人ひとり異なる動悸の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

東洋医学の考え方では、動悸は心の状態や心臓のエネルギー（気）と密接に関連しているとされています。例えば、心の血や気の不足、または心の熱や虚弱状態などが動悸の原因と考えられます。心は精神や感情とも結びついているため、ストレスや精神的な不安も動悸の一因となることがあります。したがって、動悸の症状が現れた場合は、心の状態や気血のバランスを整えることが重要です。

当院では、動悸だけでなく、動悸に伴う息苦しさや疲労感、手足の冷えなどの症状にも総合的にアプローチします。鍼灸治療は副作用が少なく、安心して受けていただけるため、多くの患者様にご好評いただいています。全身のバランスを整えることで、根本から体質改善を目指し、動悸やそれに伴う不調の緩和を図ります。患者様一人ひとりの体質や症状に合わせて施術内容を調整し、健康な状態へと導きます。

動悸を改善するための重要なポイント

多くの医療機関では動悸の改善において、まず心電図や甲状腺疾患の有無を確認することになります。これらの疾患がない場合、多くの医療機関では対処療法として漢方薬の処方や生活習慣の改善を提案されることが一般的です。しかしながら、これらの方法だけでは根本的な改善にはつながりにくいのが現状です。

当院の治療は単に症状を抑えるだけでなく、全身のバランスを整え、自然治癒力を引き出すことを目的としています。

東洋医学では「森（身体全体）を見て木（動悸）を治す」という言葉があるように、身体はすべてつながっているという考え方が根底にあります。そのため、症状が現れるタイミングや、他にどのような不調があるかも診断の大切な基準となります。

当院の鍼灸治療では、動悸の原因は心臓の異常だけにとどまらず、気の流れを良くしたり、余分な水分を取り除き心臓の動きを良くしていくなど、多角的な視点からアプローチします。血行促進や自律神経の調整を図るだけでなく、全身を整えることで動悸を改善します。

当院では、鍼灸治療を中心に、生活指導やセルフケアの提案も行い、患者様自身が自分の体と向き合いながら改善を目指せるようサポートします。単に症状を抑えるのではなく、根本的な体質改善を図ることで、再発しにくい健康な体づくりを目指します。西洋医学と東洋医学の両面から総合的にアプローチし、一人ひとりに合った最適な治療法を提案します。

当院の特徴

鍼灸師である院長又は副院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

動悸の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで担当者が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。動悸は東洋医学の専門家である鍼灸師にお任せください。

動悸に関するQ&A

寝るときや目が覚めたときに動悸が起きるのはなぜですか？

寝る前や目覚めたときの動悸は、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかずに起きてしまう場合や、日中に摂取したカフェインの過剰摂取、過労などが影響していることが多いです。

脈拍が正常なのに動悸が起きることはありますか？

脈拍が正常でも、心拍の強さやリズムの変化を敏感に感じることで動悸として自覚することがあります。自律神経の乱れやストレスが関与している場合もあります。

妊娠中に動悸が起きるのはなぜですか？

妊娠中はホルモンバランスや血液量の変化、心臓への負担増加により動悸が起こりやすくなります。多くは一過性ですが、気になる場合は医師に相談しましょう。

動悸と息苦しさが一緒にくるのはなぜですか？

動悸と息苦しさが同時に現れる場合、心臓や肺の疾患、または不安障害などが考えられます。症状が強い場合は早めに受診してください。

仕事に行くと動悸が出るのはパニック障害ですか？

仕事に行くと動悸が出る場合、ストレスや不安が原因のことも多く、パニック障害の可能性もあります。心療内科や精神科への相談も検討しましょう。

カフェインを控えると動悸は改善しますか？

カフェインは心拍数を上げる作用があるため、控えることで動悸が軽減する場合があります。日常的に多く摂取している方は減らしてみましょう。

原因がわからず動悸に苦しめられていた皆さまも、当院の鍼灸施術を受けて、このような変化がありました。

全身のバランスを整え、いま起きている症状だけでなく原因から改善する鍼灸施術は、動悸とは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

その人その人で原因が異なるため、動悸を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。動悸は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。