寝汗

寝汗の症例報告

寝汗とは

寝汗とは、睡眠中にかく汗のことを指し、特に室温が高くないにもかかわらず、着替えが必要なほど大量に汗をかく場合を指します。

寝汗は本来、体温調節のために起こる生理的な現象であり、特に赤ちゃんや子供の場合は体内の熱を外に逃がすために多く汗をかくことがよくあります。

大人の寝汗に悩む人も多い？

大人になってから不快に感じるほどの寝汗が続く場合は注意が必要です。日本では、医療機関を受診した人のうち約10～41％が寝汗の症状を訴えているとされています。多くは病気によるものではありませんが、ホルモンや血液の病気、感染症などが隠れている場合もあります。

寝汗をそのままにしておくと、汗によって体温が下がり、寝冷えを起こしやすくなります。寝冷えは風邪や体調不良の原因となり、免疫力の低下にもつながります。また、汗が肌に残ることで雑菌が繁殖しやすくなり、肌荒れやあせもなどの皮膚トラブルを引き起こすこともあります。

さらに、寝汗による不快感や寝苦しさが続くと、睡眠の質が低下し、慢性的な睡眠不足や日中の倦怠感、集中力の低下を招くことがあります。最悪の場合、重大な疾患が隠れている場合もあり、進行すると健康に深刻な影響を及ぼすこともあるため、早めの対策や医療機関の受診が必要です。

寝汗の原因

大人の寝汗は、大きな体調不良ではないため病院で診察されることが少なく、疲れやストレスの影響と自己判断して放置されがちです。しかし、東洋医学の観点から見ると、寝汗は単なる疲労やストレスだけでなく、内臓の不調やバランスの乱れが原因となっている場合もあります。

ですので、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、寝汗の原因はひとつに断定できるものではないということです。

寝汗は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

寝汗はこれら複数の要因が重なって発症することが多く、原因を一つに特定するのは難しい場合が少なくありません。そのため、生活習慣や体調の変化を総合的に見ながら対策を考えることが重要です。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず寝汗の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

寝汗への対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

通気性の良い寝具や衣類

寝具や衣類を新調する場合、コストがかかることや、素材によっては肌に合わない場合があります。また、寝汗の根本的な原因が病気の場合は、寝具の工夫だけでは改善しないこともあります。

生活指導

生活リズムの改善や食事・運動習慣の見直しは効果が現れるまでに時間がかかり、継続が難しい場合があります。日常生活の制約やストレスが増えることもあります。

寝汗を改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、それが原因を取り違えたまま進められる治療だとすれば改善など見込めません。

当院は、5種類の充実した検査で、一人ひとり異なる寝汗の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

東洋医学で寝汗は、盗汗（とうかん）と呼ばれ陰陽のバランスや気、血、水の巡りの乱れが関与していると考えられています。特に陰虚（体内の潤い不足）や気虚（エネルギー不足）が寝汗の原因とされることが多く、体質や生活習慣、ストレスの影響も重視します。

当院では、個々の体質や症状に合わせて、鍼灸による自律神経の調整や気血の巡りを促す施術を行います。さらに、生活習慣や食事、睡眠環境のアドバイスも組み合わせ、総合的なアプローチで寝汗の根本改善を目指します。症状だけでなく、全身状態や心身のバランスを整えることで、再発しにくい体づくりをサポートします。

また当院では、寝汗だけでなく、陰虚や気虚に伴う疲労感、消化不良などの症状にも総合的にアプローチします。鍼灸治療は副作用が少なく、安心して受けていただけるため、多くの患者様にご好評いただいています。全身のバランスを整えることで、根本から体質改善を目指し、それに伴う不調の緩和を図ります。患者様一人ひとりの体質や症状に合わせて施術内容を調整し、健康な状態へと導きます。

寝汗を改善するための重要なポイント

寝汗だけでは「体質のせい」や「疲れのせい」と考えてしまい、医療機関への相談をためらう方が多いのが現状です。しかし、寝汗が続く場合や他の症状を伴う場合は、早めの相談が健康維持のためにも大切です。

当院の治療は単に症状を抑えるだけでなく、全身のバランスを整え、自然治癒力を引き出すことを目的としています。

東洋医学では「森（身体全体）を見て木（寝汗）を治す」という言葉があるように、身体はすべてつながっているという考え方が根底にあります。そのため、症状が現れるタイミングや、他にどのような不調があるかも診断の大切な基準となります。

当院の鍼灸治療では、寝汗の原因は疲れやストレスだけにとどまらず、胃腸の不調や一部筋力の張りなど、多角的な視点からアプローチします。胃腸の調子や自律神経の調整を図るだけでなく、筋肉の血行促進まで行うことで寝汗の再発を改善します。

総合的な施術を行うことで、寝汗の根本原因に働きかけ、持続的な改善を目指します。寝汗は単なる疲れだけでなく、生活習慣や内臓の状態とも密接に関係しているため、個々の状態に合わせた総合的なアプローチが必要です。当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせて最適な治療計画を提案し、健康的な体温維持をサポートいたします。

当院の特徴

鍼灸師である院長又は副院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

寝汗の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで担当スタッフが一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。寝汗は東洋医学の専門家である鍼灸師にお任せください。

寝汗に関するQ&A

暑くないのに寝汗をかくのはなぜですか？

室温や寝具の問題以外に、ストレスや自律神経の乱れ、ホルモンバランスの変化、感染症や内臓疾患などが原因となることがあります。原因が思い当たらない場合は専門家への相談をおすすめします。

妊娠中に寝汗をかくのは普通ですか？

妊娠中はホルモンバランスの変化により寝汗をかきやすくなります。多くの場合は一時的なものですが、他の症状がある場合は念のため医師に相談しましょう。

子供が寝汗をかくのは問題ありませんか？

子供は体温調節機能が未熟なため、寝汗をかきやすい傾向があります。元気があり他に異常がなければ心配ありませんが、発熱や体調不良を伴う場合は受診を検討してください。

男性の寝汗は更年期障害が原因ですか？

男性も加齢に伴いホルモンバランスが変化し、更年期障害の一症状として寝汗をかくことがあります。寝汗以外にも倦怠感や食欲不振など気になる症状がある場合は専門家に相談しましょう。

高齢者でも寝汗が増えることはありますか？

高齢になると免疫力や体温調節機能が低下し、寝汗をかきやすくなります。特に他の症状を伴う場合は病気が隠れている可能性もあるため注意が必要です。

寝汗が臭う場合は体に異常があるのでしょうか？

汗自体は無臭ですが、雑菌の繁殖や体調不良、食生活の影響で臭いが強くなることがあります。

原因がわからず寝汗に苦しめられていた皆さまも、当院の鍼灸施術を受けて、このような変化がありました。

全身のバランスを整え、いま起きている症状だけでなく原因から改善する鍼灸施術は、寝汗は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

その人その人で原因が異なるため、寝汗を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。寝汗は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。