肋間神経痛

肋間神経痛の症例報告

肋間神経痛とは

肋間神経痛は肋骨と肋骨の間を走る、肋間神経が刺激や圧迫を受けることで生じる痛みの総称です。主に胸や背中、脇腹に突然鋭い痛みが現れ、左右どちらか一方に症状が出ることが多いのが特徴です。

痛みの感じ方は、チクチク、ピリピリ、ズキズキなど様々で、深呼吸や咳、くしゃみ、体の動きで痛みが誘発されやすくなります。

ストレス社会が肋間神経痛の影響？

厚生労働省の統計によると、神経痛全体では中高年を中心に多くの人が悩んでおり、特に30代から50代のデスクワーカーやストレスの多い環境で働く方に多い傾向があります。また、女性はホルモンバランスの変化や体の構造、生活習慣の影響で発症しやすい場合があります。

帯状疱疹後の神経痛として発症するケースも年間数万人規模で報告されており、決して珍しい症状ではありません。

肋間神経痛をそのままにしておくと、日常生活のささいな動作でも激しい痛みが走るようになり、仕事や家事に大きな支障をきたすことがあります。痛みのために睡眠不足が続き、体力や免疫力が低下するリスクも高まります。

さらに、痛みをかばうために無意識に姿勢が悪くなり、肩こりや腰痛などの二次的な症状が現れることも少なくありません。長期間放置すると、痛みが慢性化して治療が難しくなったり、精神的なストレスや不安からうつ状態に陥る可能性もあります。

肋間神経痛の原因

肋間神経痛の診断においては、一般的にレントゲンやMRIで骨や関節の状態を確認します。検査で軽い炎症だったり特に異常が見つからない場合、多くは経過観察や湿布薬を処方され、特に積極的な治療が行われないことが多いです。そのため、原因が特定できないまま経過を見守ることになり、患者さんの中にはその不確かさや原因不明の状態に対して不安を感じる方もいらっしゃいます。

ですが、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、肋間神経痛の原因はひとつに断定できるものではないということです。

肋間神経痛は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

体の癖や生活習慣など、一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず肋間神経痛の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

肋間神経痛への対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

薬物療法

薬物療法は即効性があり一時的に痛みを和らげることができますが、根本的な原因の改善にはつながりません。長期間の服用は胃腸障害や肝機能への影響、依存のリスクもあるため、症状の背景にある問題を見逃してしまうことがあります。

ストレッチ

ストレッチは正しく行えば有効ですが、自己流で無理に続けると筋肉や関節を傷めてしまうことがあります。特に痛みが強い時や原因がはっきりしない場合は、ストレッチが逆効果になることもあるため注意が必要です。

肋間神経痛を改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、それが原因を取り違えたまま進められる治療だとすれば改善など見込めません。

当院は、5種類の充実した検査で、一人ひとり異なる肋間神経痛の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

当院の鍼灸治療は、肋間神経痛の改善に特に効果的です。東洋医学では、肋間神経痛は単なる神経の問題として捉えるのではなく、痺証（ひしょう）という概念を通じて施術を行います。

痺証とは、身体の気血の流れが滞ることによって生じるしびれや痛み、だるさなどの症状を指します。肋間神経痛が現れる場合、東洋医学ではまずその原因を気血の巡りの滞りや経絡の不調に求め、症状に合わせた経絡のバランスを整えることが重要と考えます。

当院では、肋間神経痛だけでなく、それに伴う冷えや肩こり、重心のズレなどの症状にも総合的にアプローチします。鍼灸治療は副作用が少なく、安心して受けていただけるため、多くの患者様にご好評いただいています。全身のバランスを整えることで、根本から体質改善を目指し、神経痛やそれに伴う不調の緩和を図ります。患者様一人ひとりの体質や症状に合わせて施術内容を調整し、健康な状態へと導きます。

当院の特徴

鍼灸師である院長又は副院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肋間神経痛の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで担当者が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。肋間神経痛は東洋医学の専門家である鍼灸師にお任せください。

肋間神経痛に関するQ&A

狭心症などの心疾患との違いはなんですか？

狭心症などの心疾患は、胸の中央や左側に圧迫感や締め付ける痛みが出るのが特徴です。一方、肋間神経痛は肋骨に沿った鋭い痛みが多く、動作や呼吸で痛みが増す傾向があります。症状が似ている場合は、必ず医師に相談してください。

寝ていると悪化するのはなぜですか？

寝ていると痛みが悪化するのは、体勢によって神経や筋肉に負担がかかるためです。寝返りや横向きなど、痛みが出やすい姿勢を避け、寝具を見直すことも有効です。

食後に痛くなるのはなぜですか？

食後に痛くなる場合、胃腸の働きや内臓の膨張で肋骨周辺に負担がかかることが影響している可能性があります。消化器疾患との鑑別も必要です。

天気が悪いと痛みが強くなるのはなぜですか？

天気が悪いと痛みが強くなるのは、気圧や湿度の変化が自律神経や筋肉の緊張に影響を与えるためと考えられています。

腕まで痛くなりますか？

肋間神経痛が腕まで広がることもあります。神経の走行や筋肉の緊張によって痛みが放散する場合があるため、症状が広がる場合も注意が必要です。

漢方薬は効果がありますか？

肋間神経痛に対して漢方薬は一時的に症状を和らげるてくれます。ですが姿勢の改善や生活習慣の見直しといった根本的な対策をしなければ、その効果は限定的となります。

原因がわからず肋間神経痛に苦しめられていた皆さまも、当院の鍼灸施術を受けて、このような変化がありました。

全身のバランスを整え、いま起きている症状だけでなく原因から改善する鍼灸施術は、肋間神経痛とは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

その人その人で原因が異なるため、肋間神経痛を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。肋間神経痛は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。