花粉症

花粉症の症例報告

花粉症とは

花粉症は、スギやヒノキなどの植物から飛散する花粉が体内に入ることで、免疫システムが過剰に反応し、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状を引き起こすアレルギー性疾患です。

北海道において花粉症の主な原因はシラカバ花粉であり、春先に多くの人が症状に悩まされます。

日本人の約2人に1人が花粉症？

厚生労働省や各自治体の調査によると、北海道におけるシラカバ花粉症の有病率は、最新の調査では5.7％と報告されています。また、シラカバ花粉に対する抗体を持つ人の割合は、札幌で約38％、旭川や名寄、富良野では約50％にものぼるとされており、シラカバ花粉が北海道の花粉症の主な原因となっていることがわかります。花粉症全体では2人に1人が花粉症の可能性があるとされています。

シラカバ花粉の飛散量は年によって大きく変動しますが、近年は札幌市で過去10年平均の2倍、昨年比で5倍に達する年もあり、花粉症の新規患者も増加傾向にあります。

花粉症の症状をそのままにしておくと、鼻や喉の粘膜に炎症が続き、粘膜のバリア機能が低下します。その結果、ウイルスや細菌が侵入しやすくなり、副鼻腔炎や咽頭炎などの感染症を引き起こすリスクが高まります。長引く鼻づまりや咳、喉の違和感が「風邪が治らない」と感じることも多く、インフルエンザなど他の感染症にもかかりやすくなります。

また、鼻水や鼻づまりによる睡眠障害、日中の眠気や集中力の低下、仕事や勉強のパフォーマンスの低下など、生活全般に悪影響を及ぼします。症状が進行すると、慢性的な頭痛や倦怠感、イライラ、不眠など心身の不調が強くなり、生活の質が大きく損なわれることもあります。早めの対策が重要です。

花粉症の原因

花粉症の診断は、一般的に血液検査を通じて行われます。この検査では、血液中の花粉に対する抗体（IgE）のレベルを測定し、アレルギーの有無を判断します。花粉症と診断された場合、点眼薬や鼻水を抑える薬を処方しますが、これらの薬は花粉の季節が過ぎるまで継続して使用することが一般的です。

人によっては薬を飲んでも症状があまり改善せず、つらい思いをすることもあります。根本的な原因を完全に解決することは難しく、症状が続くことで日常生活に支障をきたし、不安を感じる方もいらっしゃいます。

ですが、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、花粉症の原因はひとつに断定できるものではないということです。

花粉症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

遺伝や環境、生活習慣など、一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず花粉症の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

花粉症への対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

薬物療法

薬物療法は即効性があり多くの方に利用されていますが、眠気やだるさ、口の渇きなどの副作用を感じることがあります。特に日中の活動に影響が出る場合があり、運転や勉強、仕事に支障をきたすことも少なくありません。また、症状を抑えるだけで根本的な体質改善にはつながらないため、薬をやめると再び症状が現れることがほとんどです。

生活指導

生活習慣の見直しは副作用がなく安全ですが、花粉の飛散量が多い時期には完全に症状を防ぐことは難しいです。外出制限や洗濯物の室内干しなど、日常生活に制約が生じやすく、ストレスや不便さを感じることもあります。日常の工夫だけでは十分な効果が得られない場合も多いです。

花粉症を改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、それが原因を取り違えたまま進められる治療だとすれば改善など見込めません。

当院は、5種類の充実した検査で、一人ひとり異なる花粉症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

当院の鍼灸治療は、花粉症の改善に特に効果的です。東洋医学では、花粉症は単なるアレルギー反応として捉えるのではなく、肝や肺のバランスの乱れや水滞が関係しているとされています。

肝の働きが乱れると、気の流れが滞りやすくなり、外からの刺激に対して敏感になりやすく、花粉に対する過剰な反応が起こりやすくなります。次に、肺の働きが弱まることで、花粉などの外邪を排除しきれず、鼻水やくしゃみ、鼻詰まりといった症状が現れると考えられています。さらに、水分の流れが悪くなると、体内に余分な水分や粘り気がたまりやすくなり、これが水滞となり鼻や喉の粘膜に影響を与え、花粉症の症状を悪化させることがあります。

当院では、花粉症だけでなく、それに伴う頭痛や疲労感、息苦しさなどの症状にも総合的にアプローチします。鍼灸治療は副作用が少なく、安心して受けていただけるため、多くの患者様にご好評いただいています。全身のバランスを整えることで、根本から体質改善を目指し、花粉症やそれに伴う不調の緩和を図ります。患者様一人ひとりの体質や症状に合わせて施術内容を調整し、健康な状態へと導きます。

当院の特徴

鍼灸師である院長又は副院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

花粉症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。花粉症は東洋医学の専門家である鍼灸師にお任せください。

花粉症に関するQ&A

花粉症と風邪の違いは？

花粉症は特定の季節や花粉の飛散時期に症状が現れるのが特徴です。風邪はウイルス感染が原因で、発熱や喉の痛みが強く出ることが多いです。

急に花粉症を発症するのはなぜですか？

急に花粉症を発症するのは、体内に花粉に対する抗体が一定量以上蓄積されることで、ある年を境に症状が現れるためです。生活環境や体質の変化も関係しています。

花粉の飛散時期はいつですか？

北海道では、シラカバ花粉の飛散は主に5月から6月にかけてピークを迎えます。地域によって飛散時期が異なるため、地元の情報を参考にしましょう。

シラカバ花粉症の人が食べてはいけないものはありますか？

シラカバ花粉症の方は、リンゴやモモ、サクランボなど特定の果物でアレルギー症状が出ることがあります。これを、口腔アレルギー症候群と呼びますので、該当する食品は注意が必要です。

乳酸菌を摂取すると症状は軽くなりますか？

乳酸菌を摂取することで腸内環境が整い、免疫バランスが改善される可能性があります。すぐに効果が出るわけではありませんが、日常的に取り入れるのはおすすめです。

子供でも発症しますか？

子どもでも花粉症になることは珍しくありません。近年は低年齢化が進んでおり、早い子では小学生から症状が現れることもあります。

原因がわからず花粉症に苦しめられていた皆さまも、当院の鍼灸施術を受けて、このような変化がありました。

全身のバランスを整え、いま起きている症状だけでなく原因から改善する鍼灸施術は、花粉症とは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

その人その人で原因が異なるため、花粉症を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。花粉症は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。