手のしびれ

手のしびれの症例報告

手のしびれとは

手のしびれとは、手や指先に、ジンジン、ピリピリといった異常な感覚が現れる状態を指します。これは神経や血流のトラブルが原因で起こることが多く、感覚が鈍くなったり、触れたものの感覚が分かりにくくなることもあります。

しびれの症状は一時的なものから慢性的なものまで幅広く、原因によっては早期の対処が必要です。

更年期の女性約43％が手のしびれを感じている？

日本では厚生労働省の調査によると、手のしびれを訴える人は一定数存在し、特に中高年層や女性に多い傾向が見られます。ある調査では、更年期を感じている女性の約43％が手のしびれを感じていると答えていて、更年期の女性ではホルモンバランスの変化が影響を受けやすいことが伺えます。また、手のしびれは男性よりも女性にやや多く、年齢とともに増加する傾向があり、50代以降で訴える方が増加しています。

手のしびれは日常生活の質を低下させるだけでなく、他の体調不良や疾患の引き金になることもあるため、早めの対策が重要です。

手のしびれを放置してしまうと、日常生活にさまざまな支障が生じる可能性があります。初めは軽い違和感や一時的な症状であっても、原因が神経の圧迫や血流障害などの場合、徐々にしびれが強くなり、手に力が入りにくくなる、細かい作業ができなくなるといった問題が出てきます。

また、症状が進行すると、物を落としやすくなったり、ボタンをかけるなどの動作が難しくなったりすることもあります。さらに、しびれが強くなり注射や薬が効かなくなると、強い吐き気やめまいを伴うことも。長期間しびれが続く場合や、しびれ以外の症状（痛みや麻痺、筋力低下など）が現れた場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。

手のしびれの原因

手のしびれの診断においては、一般的にレントゲンやMRIで骨や神経の状態を確認します。検査で神経の圧迫や狭窄が確認された場合、多くは経過観察や鎮痛剤を処方され、特に積極的な治療が行われないことが多いです。

また、自律神経や更年期による手のしびれの場合は、ストレスや年のせいなどと言われ、原因が特定できないまま経過を見守ることになり、患者さんの中にはその不確かさや原因不明の状態に対して不安を感じる方もいらっしゃいます。

ですが、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、手のしびれの原因はひとつに断定できるものではないということです。

手のしびれは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

生活習慣や年齢、体質など、一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず手のしびれの改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

手のしびれへの対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

薬物療法

薬物療法は即効性があり一時的に痛みを和らげることができますが、根本的な原因の改善にはつながりません。長期間の服用は胃腸障害や肝機能への影響、依存のリスクもあるため、症状の背景にある問題を見逃してしまうことがあります。

生活習慣の見直し

生活習慣の見直しは、継続することで徐々に効果が現れますが、すぐに症状が改善されるわけではありません。また最近では、糖質制限や高たんぱく食が流行っていますが、これらの食生活を続けていると結果として鉄分やミネラル不足などの栄養素に偏りができてしまいます。良かれと思っている行動が体調不良を引き起こしている可能性があるため、注意が必要です。

手のしびれを改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、それが原因を取り違えたまま進められる治療だとすれば改善など見込めません。

当院は、5種類の充実した検査で、一人ひとり異なる手のしびれの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

当院の鍼灸治療は、手のしびれの改善に特に効果的です。東洋医学では、手のしびれは単なる神経の問題として捉えるのではなく、痺証（ひしょう）という概念を通じて施術を行います。

痺証とは、身体の気血の流れが滞ることによって生じるしびれや痛み、だるさなどの症状を指します。手のしびれが現れる場合、東洋医学ではまずその原因を気血の巡りの滞りや経絡の不調に求め、特に足に通じる経絡のバランスを整えることが重要と考えます。

当院では、手のしびれだけでなく、それに伴う冷えやむくみ、首肩こりなどの症状にも総合的にアプローチします。鍼灸治療は副作用が少なく、安心して受けていただけるため、多くの患者様にご好評いただいています。全身のバランスを整えることで、根本から体質改善を目指し、手のしびれやそれに伴う不調の緩和を図ります。患者様一人ひとりの体質や症状に合わせて施術内容を調整し、健康な状態へと導きます。

当院の特徴

鍼灸師である院長又は副院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

手のしびれの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで担当者が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。手のしびれは東洋医学の専門家である鍼灸師にお任せください。

手のしびれに関するQ&A

手の片側だけしびれる原因は何ですか？

片側だけのしびれは、手根管症候群や頸椎ヘルニアなど、特定の神経が障害されているケースが多いです。症状が続く場合は、原因を調べるために専門医の診察を受けましょう。

小指側だけがしびれるのはなぜですか？

小指や薬指だけがしびれる場合、肘部管症候群など、肘の内側を通る神経が圧迫されていることが考えられます。同じ姿勢を続けたり、肘を強く曲げる習慣がある方は注意が必要です。

朝起きると手がしびれるのはなぜですか？

寝ている間に手や腕が圧迫されて血流が悪くなることで、朝にしびれを感じることがあります。枕や寝具の見直しや、寝る姿勢に気をつけると改善する場合もあります。

下痢や胃腸炎で手がしびれることはありますか？

下痢や胃腸炎で体内の水分や電解質バランスが崩れると、手のしびれが起こることがあります。特に脱水やミネラル不足には注意が必要です。

自律神経失調症でも手のしびれは起こりますか？

自律神経のバランスが乱れると、血流や神経の働きに影響し、手のしびれを感じることがあります。ストレスや生活リズムの乱れにも注意しましょう。

危険なしびれの前兆はありますか？

しびれに加えて、激しい痛みや麻痺、筋力低下、言葉が出にくいなどの症状がある場合は、脳や神経の重大な疾患の可能性があります。すぐに医療機関を受診してください。

原因がわからず手のしびれに苦しめられていた皆さまも、当院の鍼灸施術を受けて、このような変化がありました。

全身のバランスを整え、いま起きている症状だけでなく原因から改善する鍼灸施術は、手のしびれとは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

その人その人で原因が異なるため、手のしびれを自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。手のしびれは早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。