生理痛

生理痛の症例報告

生理痛とは

生理痛とは、主に生理の直前から生理中にかけて子宮の収縮によって起こる下腹部や腰の痛みのことを指します。

痛みの程度や感じ方は人によって大きく異なり、頭痛、吐き気、下痢、めまい、イライラなどさまざまな症状を伴うこともあります。

学生の9割は生理痛を経験？

日本では生理痛（月経困難症）に悩む女性の割合は増加傾向にあり、2020年代には約38.4％、推定800万人以上が該当するとされています。特に若年層では初経年齢の低下とともに、生理痛の低年齢化も報告されています。高校生や大学生の約9割が生理痛を経験し、毎回強い痛みに悩まされている人も少なくありません。

生理痛は日常生活に支障をきたすほど重症化する場合もあり、単なる体質や一時的な不調と片付けず、適切な対応が求められます。

生理痛を我慢し続けると、痛みや不快感が慢性化し、日常生活や仕事、学業に大きな支障をきたすことがあります。痛みのストレスから睡眠不足や集中力の低下、気分の落ち込みが続くことも多く、心身のバランスが崩れやすくなります。

さらに、痛みの背後に子宮内膜症や子宮筋腫といった婦人科疾患が隠れている場合、放置することで症状が進行し、不妊のリスクや貧血、重篤な合併症を招く恐れもあります。若い世代でも生理痛が重い場合は、将来的な健康への影響も懸念されます。生理痛は「仕方がない」と思わず、症状が強い場合や市販薬が効かない場合は、早めに専門医や治療院に相談することが大切です。

生理痛の原因

生理痛がひどい場合、一般的には婦人科で子宮がん検診や子宮内エコーなどの検査を行い、子宮がんや子宮内膜症などの婦人科疾患の有無を確認します。しかし、これらの検査で異常が見つからなかった場合、漢方薬の処方や生活習慣の改善などで対処されることが多いです。その際、ストレスや冷えなどが原因と考えられ、経過観察となるケースもあります。ただし、患者さんの中にはその不確かさや原因不明の状態に対して不安を感じる方もいらっしゃいます。

ですが、これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、生理痛の原因はひとつに断定できるものではないということです。

生理痛は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

生理痛は体質や生活環境、ストレスの影響も大きく関与しています。そのため、原因を一つに絞るのではなく、全身のバランスや生活習慣も含めて総合的にケアすることが重要です。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

一人で抱え込まず生理痛の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

生理痛への対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

薬物療法

生理痛に対する薬物療法には、長期間の服用による副作用のリスクや、根本的な体質改善にはつながりにくいというデメリットがあります。例えば、ピルや鎮痛剤の長期使用により、吐き気、頭痛、体重増加、血栓症のリスク増加などの副作用が生じることがあります。

また、これらの薬が効果を示さないケースもあり、その場合は別の治療法を検討する必要があります。さらに、妊娠を希望している方にとっては、ピルの使用が制限される場合もあるため、注意が必要です。

マッサージ・温熱療法

一時的な症状緩和にとどまり、根本的な原因の解消には至らないことが多いです。効果の持続性に個人差があり、セルフケアでは限界を感じることもあります。

生理痛を改善するために

どれだけ多くの治療法を試しても、それが原因を取り違えたまま進められる治療だとすれば改善など見込めません。

当院は、5種類の充実した検査で、一人ひとり異なる生理痛の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院のアプローチ

当院では東洋医学の理論に基づき、生理痛の治療を行っています。東洋医学では、生理痛は「気」や「血」の巡りが滞ることで、体全体のバランスが崩れているサインと捉えます。特にお血（おけつ）と呼ばれる血流の停滞や滞りが生理痛の根本原因と考えられており、単に痛みのある部位だけでなく、全身の状態を見ながら施術を進めます。

当院では患者様一人ひとりの体質や症状に合わせて鍼灸や手技療法を組み合わせ、肩こりや頭痛、消化器の不調など生理痛に伴うさまざまな症状も同時にケアします。副作用の心配がほとんどなく、安心して受けられるのも鍼灸治療の大きな魅力です。身体全体の調和を重視し、根本的な体質改善を目指していきます。

生理痛を改善するための重要なポイント

多くの医療機関では生理痛の改善において、まず子宮がんや子宮内膜症の有無を確認することになります。それらの疾患がない場合、多くの医療機関では対処療法としてピルや漢方薬の処方や食生活の改善を提案されることが一般的です。しかしながら、これらの方法だけでは根本的な改善にはつながりにくいのが現状です。

当院の治療は単に症状を抑えるだけでなく、全身のバランスを整え、自然治癒力を引き出すことを目的としています。

生理痛は、多くの女性が経験する症状の一つですが、その原因の一つとしてお血（血の滞り）が深く関係していると考えられています。お血とは、血液の循環が滞る状態を指し、体内の血液の流れがスムーズでないことにより、さまざまな症状を引き起こすとされます。

東洋医学の観点から見ると、お血は血液の流れが滞ることで、子宮や卵巣周辺の血流も悪化し、これが生理痛の原因となることがあります。血液の循環が滞ると、子宮内に老廃物や血液の滞留が生じやすくなり、これが痛みや不快感を引き起こしてしまいます。

そのため当院の鍼灸治療では、子宮そのものに原因があるのではなく、お血の状態となってしまっている原因を多角的な視点からアプローチします。ただお腹周りを温める施術をするのではなく、全身の血行促進や自律神経の調整、内臓の働きを整えることで全体の不調を改善します。

総合的な施術を行うことで、生理痛の根本原因に働きかけ、持続的な改善を目指します。生理痛は単なる体質だけでなく、生活習慣や内臓の状態とも密接に関係しているため、個々の状態に合わせた総合的なアプローチが必要です。当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせて最適な治療計画を提案し、健康的な体温維持をサポートいたします。

当院の特徴

鍼灸師である院長又は副院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

生理痛の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように当院は検査から施術まで院長が一貫して行います。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。生理痛は東洋医学の専門家である鍼灸師にお任せください。

生理痛に関するQ&A

生理痛に伴い吐き気や冷や汗が出るのはなぜですか？

生理時に分泌されるプロスタグランジンが胃腸の働きにも影響を与え、吐き気や下痢、冷や汗など自律神経症状を引き起こすことがあります。

生理前後に腰が重だるくなるのはなぜですか？

子宮の収縮や骨盤周辺の血流が悪くなることで、腰や下腹部に重だるさを感じやすくなります。冷えや筋肉の緊張も関係しています。

ピルや鎮痛剤が効かないのはなぜですか？

子宮内膜症や子宮筋腫など他の疾患が隠れている場合や、薬の種類・量が体質に合っていない場合は効きにくいことがあります。

生理痛を和らげる飲み物はありますか？

生姜湯やカモミール、ラズベリーリーフなどのハーブティーは体を温め、リラックス効果が期待できます。冷たい飲み物は控えましょう。

生理のときに頭痛になるのはなぜですか？

ホルモンの変動や血管の拡張・収縮が関係し、片頭痛や緊張型頭痛を引き起こしやすくなります。

生理痛が年々ひどくなるのはなぜですか？

加齢やストレスの蓄積、子宮内膜症や筋腫などの進行が原因となることがあります。症状が悪化する場合は早めに医療機関を受診しましょう。

原因がわからず生理痛に苦しめられていた皆さまも、当院の鍼灸施術を受けて、このような変化がありました。

全身のバランスを整え、いま起きている症状だけでなく原因から改善する鍼灸施術は、生理痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

その人その人で原因が異なるため、生理痛を自力で改善することは困難です。

時間が経てば経つほど、どんどん原因も複雑になっていきます。生理痛は早めの対処が改善のための重要なポイントです。

一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。