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今回のブログは僕自身が体験した体調の違和感についてお話します
前回のブログでは、喉の違和感に気づき、自分の体の声を聞く大切さについて書きました。その後、健康診断を受けたことで、咳払いや痰の原因がどこにあるのかが少しずつ見えてきました。今回は、その結果とそこから考えられる体の変化についてお伝えしたいと思います。
喉の状態は2026年1月現在も経過観察中のため、何度かに分けて投稿する予定です。
10月からルミンとプレフィアというサプリメントを1か月ほど続けてみたところ、少しずつ咳払いの回数が減ってきました。黄色い痰はまだ出るものの、喉の違和感は和らいだように思います。この時点では健康診断の結果がまだ届いておらず、詳しい体調の分析は11月に持ち越しとなりました。
そして11月、健康診断の結果が届きました。気になったのは肝臓の値です。ALTが17、ASTが27と、どちらも基準値内ですが、漢方薬局によると「本来はALTとASTは近い数字であることが望ましい」とのことでした。
なので僕の場合、ALTとASTが17前後の数値であれば安定していることが言えます。この結果から、「肝臓が日々わずかに炎症を起こしているかもしれない」と説明を受けました。
意外に思われるかもしれませんが、東洋医学では内臓の炎症と体の他の部位の不調には深い関係があると考えます。慢性上咽頭炎が疑われる場合、上咽頭(鼻の奥の喉の上の部分)に炎症があるだけでなく、その大本が肝臓など他の内臓の炎症にあるケースがあるといわれています。体の中で静かに起きている炎症が、静脈を通って上咽頭に影響を及ぼし、喉の違和感として現れることもあるのです。
思い返すと、過去には内痔核を患ったことがありました(今はすっかり落ち着いています)。漢方薬局の先生は「痔も肝の負担や静脈の流れとつながっている可能性があります」と教えてくれました。つまり、体の中ではすべてがひとつながりで、どこかが少しずつ無理をしていると、別の場所にサインが現れる場合がある、という考え方です。
実際に、慢性上咽頭炎はまだ研究段階にある病気で、原因は一つに特定できていません。ですが、最近では「内臓の小さな炎症が関係しているのでは」と考える医療機関も増えてきています。こうした新しい見方は、東洋医学の「全身のバランスを見る」という考え方に非常に近いと感じます。
思えば20代から30代のころ、趣味のゲームで思うようにいかないとついイライラして、コントローラーを投げてしまったこともありました(今はすっかり落ち着いています)。この「怒りっぽさ」は、東洋医学では“肝の気滞(きたい)”と呼ばれる状態で、肝の働きが滞ると、気分や体調にも影響が出やすくなるとされています。長年のこうした積み重ねも、今の体のサインにつながっているのかもしれません。
体は部分ではなく、全体でひとつ。喉の違和感という一見小さな不調も、内側からのメッセージとして受け止め、無理せず整えていけたらと思います。
11月の結果を踏まえ、漢方薬局で活血藤(かっけつとう)と半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)を出してもらいました。活血藤は、体の中の血の巡りを整え、炎症を鎮めるサポートをしてくれるお薬です。体の奥で「滞っているもの」を流すことで、肝の負担をやわらげる目的があります。一方、半夏厚朴湯は喉の違和感や咳、詰まり感に対して穏やかに働きかけてくれます。
薬剤師さんからは「咳が強く出た時に半夏厚朴湯を頓服として飲むように」とアドバイスを受けました。必要なときだけ頼る形にすることで、普段の体調に過度な刺激を与えず、自然な回復力を引き出す狙いがあるそうです。
次回は生活習慣の改善や咳や痰の状態など、どのような変化があったかを投稿していきます。
鼻や喉に対する治療方針やよくあるご質問をまとめた症状ページもお読みください。

