【5秒でご案内】症状検索ページもご利用ください

【衝撃】ゴルフ肘なのにゴルフ未経験?除雪が原因かも

本日の予約状況

こんにちは鍼灸ルーム青い鳥です。皆様この冬は雪が多く、肩や腰などにダメージを負っていませんか?自分自身はまさかのゴルフ肘を経験してしまいました。今回はその体験談をお話したいと思います。

副院長:鐵川

今年の札幌は例年とは比べものにならないほど雪が多く、除雪のたびに腕が悲鳴を上げていました…。

目次

札幌の冬に襲いかかった記録的な雪

2026年1月の札幌は本当に大変でした。ニュースでも連日取り上げられていましたが、20から30センチの積雪が何度も繰り返され、週末は雪かき三昧。朝起きて1時間、夕方にまた1時間と、スコップを持つのが日課になっていました。多い日には3時間以上、汗だくで除雪を続けていた日もありました。

ある朝、肘の内側に走った違和感

そんな生活を数週間続けていたある朝、目が覚めると右肘の内側に小さな違和感を覚えました。最初は筋肉痛かと思いましたが、お皿を持つときや、スマホを片手で操作しているときにも軽く痛みが出るようになりました。肘をピンと伸ばすとズキッと響くような感覚があり、少し嫌な予感がしました。

ゴルフもしていないのに「ゴルフ肘」?

病院に行こうかとも思いましたが、まずは自分で確かめてみようと思い、鍼灸師としての知識をもとにセルフチェックをしてみました。セルフチェックの内容は下記の通りです。

  • 症状のある腕の肘の内側にある、前腕と指を曲げる筋肉の付着部(上腕骨内側上顆)を親指で軽く押します。
  • 肘をまっすぐ伸ばし、手のひら側に手首を曲げて力を入れます。

その際に肘の内側に痛みがあれば、ゴルフ肘の可能性があります。

原因は“腕だけ”で雪を動かしていたこと

自分の除雪の仕方を思い返してみると、肩や背中の大きな筋肉をほとんど使わず、腕の力だけで雪を押したり持ち上げたりしていました。実際、ゴルフ肘の原因の多くは、手首を使いすぎる動作の積み重ねと言われています。腕の屈筋に頼りすぎた結果、肘の内側に炎症が起きてしまったのです。

ちなみに私は40歳手前で、特別なトレーニングもしておらず、筋力的には平均的。年齢とともに肩や背中の筋力が少しずつ低下していたこともあり、動作のバランスが崩れていたのだと思います。

筋肉の連動がうまくいかないと負担が肘に集中する

スコップを使うとき、本来は三角筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋、そして背中の広背筋などが連動して動くのが理想です。しかし、それらの筋肉がうまく働かないと力のベクトルが手首から肘に集中し、結果的に炎症を起こしてしまいます。スポーツ選手だけでなく、日常動作でも起きるのがこの症状の怖いところです。

放っておくと長引くことも

ゴルフ肘は軽度なら安静にしていれば自然に落ち着くこともあります。ただし、炎症が強い場合や、つい頑張って腕を使い続けてしまうと、痛みが慢性化してしまうことがあります。普段の生活に支障が出てくる前に、早めのケアが大切です。

特に注意したいのは、痛みを我慢して除雪を続けてしまうことです。動かすたびに炎症が悪化するため、違和感を感じた時点でスコップを一度置きましょう。

そもそもゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)とは?

ここであらためて、ゴルフ肘について少し整理しておきます。ゴルフ肘は正式には「上腕骨内側上顆炎」と呼ばれ、肘の内側にある上腕骨内側上顆という骨の出っ張り部分に炎症が起こることで痛みが出る状態を指します。安静にしているときはそれほど痛くないのに、物を握ったり、手首を曲げたり、肘を曲げ伸ばししたときに肘の内側がズキッとするのが特徴です。

この部分には、手首や指を曲げる筋肉の腱がいくつも集まって付着しています。その付け根に繰り返し負荷がかかることで、小さな損傷と炎症が積み重なり、痛みやだるさが続くようになります。最初は「なんとなく違和感がある」程度でも、使い続けていると前腕の内側まで痛みが広がり、日常生活のちょっとした動作でも肘が気になるようになってしまいます。

ゴルフ肘になりやすい人の特徴

ゴルフという名前がついていますが、実際にはゴルフをしていない人にもよく起こります。同じ動作を繰り返すスポーツ(野球の投球、テニス、卓球など)や、仕事や家事で手首や肘を酷使している人に多いです。重い物を頻繁に持つお仕事の方や、工具を使う職人さん、パソコン作業で長時間マウスやキーボードを使う方も要注意です。

また、40代以降の方は筋力や柔軟性が少しずつ落ちてくる時期でもあり、若い頃と同じ感覚で腕を使っていると負担が一箇所に集中しやすくなります。運動不足で肩や背中の筋肉がうまく使えていないと、どうしても前腕の筋肉だけに頼る動き方になりやすく、その結果として肘の内側に炎症が起こりやすくなってしまうのです。雪かきや子どもの抱っこ、荷物の持ち運びなど、日常の中の「ちょっとした負担」の積み重ねがきっかけになることも少なくありません。

前腕の構造を知ると原因が見えてくる

ゴルフ肘の話をするときに知っておきたいのが、前腕の構造です。肘から手首までの間には、主に手首や指を曲げる筋肉(前腕屈筋群)と、手首や指を反らす筋肉(前腕伸筋群)が走っています。このうち、肘の内側に付くのが手首を曲げたり、腕を内側にねじったりする筋肉たちで、ここに負担が集中すると肘の内側が痛くなります。

具体的には、円回内筋や橈側手根屈筋、尺側手根屈筋、長掌筋などの腱が上腕骨内側上顆という部分につながっています。スコップを握って雪を押す、ペットボトルのフタを強くひねる、タオルを絞る、工具を握り続けるといった動作では、これらの筋肉が総動員されます。同じ動きを長時間続けると、腱と骨の付け根に小さな傷が繰り返し生じて炎症を起こし、それがゴルフ肘としてあらわれる、というイメージを持っていただくとわかりやすいと思います。

逆に言えば、肩や背中、体幹の筋肉をうまく使って前腕だけに頼らない動き方を身につけることで、この部分への負担を減らすことができます。前腕の構造を少し理解しておくと、自分の動きの癖や負担のかかり方に気づきやすくなり、セルフケアや予防もしやすくなりますよ。

セルフケアと予防のポイント

この経験を通して痛感したのは、筋肉の偏りを放置してはいけないということです。次の冬にまた同じ症状を繰り返さないために、日ごろから肩や背中、腕の筋肉の柔軟性を保ち、全身の連動を意識することが大切だと思います。

私が自分で行ったセルフケアを紹介

鍼灸師の知識を生かし、自分なりにセルフケアを行うことにしました。ゴルフ肘といっても、肘そのものに原因があることは少なく、背中や肩の動きが悪くなっていることが多いです。私の場合も肩甲骨まわりや背中の筋肉、さらに前腕の中でも小指側以外の屈筋群の張りが強くなっていました。

そこで、肘ではなく、主に背部と肩甲骨周辺、前腕の張りの強い部分を中心に鍼とお灸を行いました。施術後は腕全体の軽さが出て、日常の動きもだいぶ楽になります。無理をせず、少しずつケアを続けることが大切ですね。今回使用したツボを掲載しておきますので参考にしてください。

自宅でできる簡単なケア

  • スコップを握る前に軽くストレッチを行う
  • 除雪後は湯船で腕を温め、軽くマッサージ
  • 痛みを感じたら無理をせず冷却して安静にする
  • 腕を休ませる期間を設ける

根本改善のために

腕の屈筋ばかりに頼らない動き方を身につけることが、根本的な解決につながります。除雪のときに膝と腰を使ってスコップを押す、背中の筋肉を意識するなど、全身をバランスよく使う習慣を持つとよいでしょう。筋肉の柔軟性を維持するストレッチも日課にすることで、痛みの予防になります。

春を迎えるころには痛みも軽減へ

私の場合ですが、冬が終わり除雪の必要がなくなるとともに、肘の痛みも自然と軽くと考えられます。それでも、再発の不安が残るのは確かです。だからこそ、何もないうちから予防の意識を持つことが重要です。身体のサインを見逃さず、早期に対処することで次の冬も安心して過ごせるはずです。

最後に伝えたいこと

この体験を通して、痛みというのは単なる「不快な症状」ではなく、身体が発する大切なメッセージだと改めて感じました。もしあなたも似た症状に悩んでいるなら、決して我慢せず、専門家に相談してください。肩や肘の使い方を少し見直すだけでも、症状はぐっと軽くなりますよ。

ゴルフ肘でお悩みなら

ゴルフ肘に対する治療方針の症状ページもお読みください。


院長:鐵川

どんなお悩みもお気軽にご相談ください

住所
北海道札幌市東区北26条東21丁目4-13
電話番号
011-788-7899
定休日
日曜・祝日
ご予約・お問い合わせ
050-3645-3688
24時間受付中

気軽にシェアしてください
目次