お気軽にご相談ください!
【機能性ディスペプシア】胃もたれや食後の不快感、鍼灸で改善できる?


こんにちは、鍼灸ルーム青い鳥・札幌元町院です
今日は当院のホームページでも多くの方に読まれている「機能性ディスペプシア」についてお話しします。食後の胃もたれやみぞおちの不快感などで長く悩んでいる方はいませんか?どこで相談すれば良いか迷われている方も多いと思います。機能性ディスペプシアは、生活の質を大きく左右する症状です。適切なケアや治療院選びが改善への第一歩となります。
このブログでは、臨床経験をもとに、機能性ディスペプシアのセルフケアやなぜ鍼灸で改善できるのかをご紹介します。
機能性ディスペプシアとは?
機能性ディスペプシアとは、胃の検査をしても潰瘍やがんなどの異常は見つからないのに、胃もたれ・食後の不快感・みぞおちの痛みなどが続く状態をいいます。原因がはっきりしないため「心療内科的なストレスが関係している」と考えられることも多く、慢性的に不快が続いてしまう方が少なくありません。
病院での対処療法
病院では主に胃酸を抑える薬や消化を助ける薬が処方されます。また、ストレスが関係していると判断されれば抗不安薬や漢方薬が使われることもあります。これらの方法は一時的な症状を和らげる効果はありますが、根本的な原因にアプローチできていないため、なかなか症状が長期的に改善しにくいのが実情です。
整体で改善できる理由
猫背や長時間のデスクワークによって背中や胸の筋肉が硬くなると、内臓である胃は圧迫を受けやすくなります。また、胸椎(背中の骨)の動きが悪くなると、自律神経の働きも乱れやすくなり、胃の働きが低下することがあります。
整体では筋肉や姿勢のバランスを整えることで、胃への余分な圧迫を減らし、自律神経が働きやすい環境を作ることができます。

鍼灸で改善できる理由
東洋医学では、気や血の流れが滞ると胃腸の働きが乱れると考えます。特に「気滞(きたい)」と呼ばれるエネルギーの停滞や、「脾胃虚弱(ひいきょじゃく)」といった胃腸の弱りが背景にある場合、鍼灸で経絡の流れを整えることが効果的です。
実際には、みぞおち周囲ばかりでなく、背中や脚のツボを使いながら自律神経のバランスを整え、胃の消化機能の改善やストレスの軽減を促します。その結果、機能性ディスペプシアの辛い症状が和らいでいくことが期待できます。

機能性ディスペプシア悪化を防ぐための日常生活の注意点
機能性ディスペプシアの症状を和らげるには、日常のちょっとした心がけが大切です。とくに「正しい姿勢を保つこと」「規則正しい生活習慣」「無理のない運動」の3つが症状悪化を防ぐポイントになります。

では実際に機能性ディスペプシアを悪化させないためのポイントを見てみましょう!
正しい姿勢を意識する
猫背や巻き肩、長時間の前かがみ姿勢は胃を圧迫してしまい、消化機能が妨げられることがあります。背すじを伸ばして座る、肩を開く、首が前に出すぎないよう注意することで、胃への負担を減らし症状悪化を防ぐ効果が期待できます。
生活環境の見直し
睡眠不足や不規則な食事、ストレス過多は機能性ディスペプシアを悪化させる大きな要因です。規則正しい生活リズムと十分な休息を心がけ、アルコール・カフェイン・刺激物の摂取を控えめにすることが大切です。暴飲暴食や夜遅い食事は避け、腹八分目・よく噛んでゆっくり食べる習慣を取り入れましょう。
無理のない範囲で運動をする
日頃の運動不足も機能性ディスペプシアのリスクです。過度な激しい運動は控えつつ、ウォーキングなどの有酸素運動や簡単なストレッチを取り入れてみてください。適度な運動は胃腸の動きをサポートし、自律神経のバランスも整いやすくなります。


イラストのように仰向けでバンザイをすると、背筋が伸びて胸郭が開くことで胃の負担が軽減されるのでお試しください!
まとめ
機能性ディスペプシアは、薬を飲んでもなかなかすっきり改善しないことが多くあります。ですが、整体や鍼灸といった体のバランスを整える方法でアプローチすれば、原因に近い部分へ働きかけることができます。「病院で良くならなかったから仕方ない」と諦めず、ぜひ鍼灸や整体でのケアを試してみてください!
機能性ディスペプシアでお悩みなら
機能性ディスペプシアやその他胃の症状に対する治療方針の症状ページもお読みください。
