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【肩こり】慢性的な首肩こりで動悸まで起きていたのが改善
肩こりで来院された女性(30代/看護師)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
看護師の仕事を始めてから首や肩こりが強くなり、最近では常に首・肩の張りを感じ、朝起き上がる際に背中の痛みも出るようになっていた。右肩を平行まで挙げたときに痛みがあり、インピンジメント症候群の疑い。
体力仕事である看護師業務を痛みなく続けたいとの思いから、インターネットで当院を見て来院。
来院に至るまでの経緯
看護師の勤務を始めてから慢性的な首肩こりが続き、最近は一日中張り感を感じる状態。朝起き上がるときに背中に痛みがあり、右腕を平行まで挙げると肩の痛みを自覚。自身でも猫背姿勢の悪さを気にしていた。
立ち仕事による足のむくみ、不眠気味、夜勤後のイライラや動悸など、自律神経の乱れもみられます。病院では不整脈に関して心臓に異常なしと診断され、経過観察中とのこと。
仕事柄、体力的にも精神的にも負担が大きく、疲れやすい体質を改善したい、痛みのない身体で仕事を続けたいという思いから、当院のホームページを見て来院。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り
- 右肩水平外転90度以上で痛み+
- ジャクソンテスト陰性
- スパーリングテスト陰性
- 猫背
- 下腹部に冷え有
検査結果の分析により頸椎からの神経症状はなく、いわゆる慢性的な「肩こり」と判断
施術内容と経過
首肩こりと猫背の改善を目的とした頸部、背部の柔軟性向上と筋力回復に重点を置いた。

- 初回
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背部の筋緊張を確認するため、深呼吸をしながらのストレッチを行う。施術後はやや筋緊張が取れる。
- 第1週
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肩関節の動きと頸部の張りを取るため、曲池、魄戸に鍼。前回のストレッチを継続。
- 第2週
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立ち仕事のため、股関節や足関節が硬くなりやすいのでセルフケアを提案。
- 第3週
-
肩こりが軽減。太谿、復溜にお灸をし、腹部にホットパックをして動悸に対応する。
- 第4週以降
-
動悸は忙しいときにまだ起きるが、右肩の動作時痛が改善する。軽背部のストレッチを継続して、動悸に対するお灸を今後も継続する。
今回使用した経穴(ツボ)一覧
看護師という職業柄、立ち仕事や患者さんの移乗介助など肉体的な負担が大きく、同時に人と接する仕事であることから精神的な疲労も蓄積していました。東洋医学的には過労やストレスにより「気」が消耗し、イライラや動悸といった心の不調へとつながっている状態と考えられました。不整脈があるものの心臓自体に異常はなく、心気の不足が原因で生じていると判断しました。
施術ではまず主訴である首肩こり、背中の痛み、右肩の動作痛を中心に調整を行いました。右肩はインピンジメント症候群に近い状態で、姿勢改善によって可動域と痛みの改善が見込めると考え、猫背の矯正を重視しました。一見すると複数の症状がありながらも、根底には日常的な疲労と自律神経の乱れが関与していることが明確でした。
また、毎日の飲酒習慣も疲労回復を妨げていたため、休肝日を設けノンアルコールに切り替えるなど生活面の改善も提案。施術と生活習慣の見直しを重ねることで、徐々に体の軽さや仕事への意欲が戻り、疲れにくい体づくりへとつながっていきました。
以下ご本人のメッセージ
長年、首や肩のこりを感じながら仕事をしており、疲れやイライラが取れずにつらい毎日でした。思い切って鍼灸を受けてみると、少しずつ体が軽くなり、変化を感じられるようになりました。
疲れをとるために毎晩飲んでいたお酒も見直し、一日おきにノンアルコールに替えるよう意識しています。最近では朝起きたときの背中の痛みもなく、スムーズに動けるようになり、本当に嬉しく感じています。
副院長からのコメント
日常の何気ない習慣が、実は体の不調としてあらわれていることは少なくありません。慢性的なこりや疲労感を抱えながら無理を重ねていると、ある日突然体調を崩すことにもつながります。
今回は、30代というまだ体が元気に働ける時期にご自身の生活習慣を見直す意識を持たれたことがとても良かったと思います。お仕事柄、立ちっぱなしや力仕事が多く体への負担は避けられませんが、セルフストレッチや休肝日の習慣を取り入れることで、今後も健康的な状態を保てるでしょう。
体調管理の意識が定着してきたことで、心身ともにバランスの取れた生活に近づけていると感じます。この度は、ご来院いただきありがとうございました。
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