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【自律神経失調症】休職するほどの倦怠感や不安感が改善
自律神経失調症で来院された女性(30代/看護師)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
半年ほど前から病院で自律神経失調症と診断。通院と内服薬で治療を続けて見たが、倦怠感や無気力感、動悸やめまいなどは改善されなかった。最初のうちはなんとか仕事に行っていたが、だんだんと勤務できる体調ではなくなっていき、休職することに。
いつまでも休職しているわけにもいかず、なんとかしたいと思い、インターネットで当院を見つけ来院。
来院に至るまでの経緯
看護師として働き始めて10年が経過したころ、もともとストレスを感じやすい性格ではあったが、最近は特に職場の人間関係に対して強いイライラを覚えるようになる。さらに、子供の頃から甘い物やスナック菓子が好きだったこともあり、近ごろはストレス発散のためにこれらを頻繁に食べるように。
最初は、少し疲れやすいかなと感じる程度だったものの、徐々に全身の倦怠感や気力の低下を強く実感するようになった。また、不安感が出てくるようになり、時折めまいや動悸までも覚えるようになったため、心身の不調を自覚。
半年前に病院で検査を受けたものの、身体的な異常は見つからず、自律神経失調症との診断。薬での治療を続けてもなかなか症状が改善せず困っていたとき、当院のホームページを見つけ、少しでもよくなればと来院することを決意。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り
- 腹診、みぞおちに圧痛
- 舌診、歯痕
- 下肢冷え
- 猫背
- 貧血気味
検査結果の分析により胃腸の不調からくる気や血の滞りにより、自律神経失調症の症状が出ていると判断
施術内容と経過
胃腸の働きの向上と冷えの改善を目的とした鍼灸施術に重点を置いた。

- 初回
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冷えや肩こりを自覚、胃腸の働きをよくする目的もかねて合谷、足三里に置鍼。中脘、大都にお灸を施灸。
- 第2週
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初回の問診により、お菓子類の摂取が多いことがわかったため、食生活の改善を提案。初回の施術に加え、背部のストレッチを行う。
- 第3週から第4週
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以前より眠れるようになり、夜中に目が覚めなくなる。お灸とストレッチは継続。頭痛が気になるとのことで、三陰交へ置鍼。
- 第5週から第6週
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まだ少し不安感などが残る。猫背からくる首肩こりが体の冷えを引き起こし、気分障害のような状態になることがあるため、その改善を目的とした頸部のストレッチを行う。心兪、手三里に置鍼。
- 第7週以降
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倦怠感が軽減、ウォーキングができるようになったと報告。引き続き施術を継続。
今回使用した経穴(ツボ)一覧
約10年という歳月をかけての甘い物やスナック菓子などの脂質の過剰摂取が、体への負担をかけていました。また、女性は年齢の8の倍数により加齢の変化を受けやすいとされています。ですので32歳前後は、特に不摂生があるとガクっと体調を落としやすい年齢でもあります。
今回の自律神経失調症は、長年の糖分や脂質の摂りすぎにより、胃腸の消化吸収が100%の力を発揮できない状態になっていました。食生活や甘い物を食べたいときは胃腸の負担にならないものを選ぶなど、ご自身でも気を付ける点をしっかりと守っていただきました。
また、スマホの使用などにより猫背にもなっていたため、姿勢不良も一緒に施術をしていくことで補助的に症状の改善に繋がった症例でもありました。
以下ご本人のメッセージ
社会人になってから自分の健康を全く考えずに過ごしていたせいで、自律神経失調症と病院で診断を受けてしまいました。
私はチョコレートやポテチを毎日食べないと気が済まない状態でしたが、東洋医学的所見では良くないものを摂取していたと知りました。
少し時間はかかりましたが生活習慣の改善により、職場復帰することが可能になり、今後はあまりストレスを溜めないようにしながら生活していきたいと思います。
院長からのコメント
スナック菓子やチョコレートなどの甘い物は東洋医学的には胃腸を弱らせてしまいます。胃腸が弱ることで、3食食べたものの栄養素を十分に体に取り込めなくなり、段々と体が栄養不足になり自律神経失調症へと繋がっていきます。
ご自身がそのことを理解されて、体にいい食べ物や控えたほうが良い物などを考えながら食生活などを改善していったことで、元気な体へと作りかえることができました。
諦めていた職場復帰が叶ったようで、信頼して通院していただきありがとうございました。
自律神経失調症でお悩みなら…
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