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夜間に左の肩が痛くて寝付けない…

肩の痛みでお困りの方からメールでお問い合わせをいただきました!

ご本人にはすでに返信させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。
肩の痛みの原因は何か?
こんにちは、初めてメールします。60代の主婦です。最近、夜間に左の肩が痛くて寝付けないことが続いています。この痛みのせいで、日常生活にも支障が出ており、特に家事をする際に不便を感じています。
そこで、いくつかお伺いしたいことがあります。まず、私のような症状の場合、どんな原因が考えられるでしょうか。また、寝ているときの痛みを抑えるために自宅でできるケア方法があれば教えていただきたいです。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
当院からの返信内容
こんにちは ご質問ありがとうございます。腕が上げられない、肩に痛みがでる等の症状でお悩みの方が多く来院されています。
大きく分けて2つに分けられます。まずは肩や腕に問題があるケース、そして肩関節の中に問題があるケースがあります。
⑴肩や腕の筋肉に問題がある
このような夜間の肩の痛みは、中高年の女性に多く見られる「四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)」が代表的な原因として挙げられます。肩の筋肉や腱が炎症を起こし、特に夜間に痛みが強くなるのが特徴です。
長時間同じ姿勢で過ごすことによる筋肉の緊張、姿勢不良も痛みの原因となります。普段から肩首や腕に負担がかかる生活をしていると、肩の可動域が狭くなり、寝ている間に痛みが増すこともあります。
⑵肩関節の中に問題がある
肩の腱板が傷ついたり断裂している場合、腱板断裂という症状になり、これは五十肩とは異なる症状になります。腱板が断裂すると、肩関節の安定性が低下し周囲の組織に炎症が生じることがあります。これにより、腱板周囲の腱や滑液包が腫れ、痛みを引き起こすことがあります。
腱板断裂は、早期の診断と適切な治療が重要です。下記の症状がある場合は、専門医の診察を受けることをお勧めします。
五十肩と腱板断裂の見分け方
五十肩 | 腱板断裂 | |
---|---|---|
症状 | 肩の痛み、動作制限、夜間痛 | 腕の上げ下げで痛み、引っかかり、筋力低下 |
進行 | 半年から1年で改善が多い | 部分断裂から完全断裂へ進行、重症化で改善困難 |
影響 | 可動域制限、筋力低下、日常生活への長期的支障 | 断裂が進行し手術が必要になる場合がある |
夜間痛を軽減するセルフケア
夜間の肩の痛みを和らげるために、自宅でできる工夫はいくつかあります。まず、寝るときは痛い方の肩を上にして横向きになり、肩と首の隙間を埋めるように枕を調整すると肩への負担が減ります。脇の下に小さなクッションやタオルを挟むのも効果的です。


ぜひ、お試しくださいね!
当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。